「Joomla!のハードルは高いですか?」という質問があったので、せっかくなので回答メールを基にお伝えしようと思います。
>こちらは操作等、習得する難易度はたかいのでししょうか?
難易度で言うと、WordPress(WP)よりはハードルが低いかもしれません。
WPの場合、ちょと何かやろうとするとPHPを書いたり、プログラミングに手を出すことになります。
Joomla!だと、目的にマッチしたテンプレート(WPでのテーマ)が見つかり、目的に適った拡張機能があれば、規模の大きい多機能なサイトも即できあがります。
前の記事に紹介したようなサイトがそうですね。
元々IT畑でなかった知人は、二人でJoomla!の開発屋を営んでいますが、ホテルの予約サイトもその二人だけで運用しています。
WordPressより情報が少ない分、習熟には少々時間がかかるとは思います。
テンプレートの編集時は、WordPressと同じようにHTML,CSSの知識があれば大丈夫です。
一番時間がかかるのは、Joomla!自体の使い方を覚えるところですね。
柔軟性が高い分、使われる用語が多かったり、
「こういうことをする場合、どうすればいい?」
みたいなノウハウを身に着けるまでが、ややハードルが高いですね。
SNSを構築したい!でもお金も技術もない!という場合、WordPressだと不可能に近いですが、
Joomla!だとできる。そんな点が魅力だと思います。
例をご紹介しておくと、Community Builderという拡張機能を使うとSNSを構築できます。
デモサイトへのリンクは貼れないので、画面イメージだけ。
基本機能は無料で、$99ほどの追加費用で色々な有料拡張機能が追加できます。
HikaShopというのは日本人を含むチームが開発したECサイト用拡張機能です。注目すべきなのは、一般的なECサイトツールとは異なり、複数のオーナーが1つのCMS内でお店を持てることです。
Joomla!は基本機能の時点でページやメニュー単位でテンプレートを変えられ、ユーザー(店舗)の権限やランクによってメニューの表示/非表示を変えられます。なので、よくあるECポータルのように、どのお店も見た目が同じということもありません。
スタートアップで何かWEBサービスを始めたい時、高額な開発コストをかけるしか選択肢が無いように見えます。
海外ユーザはこれらのツールを利用し、どんどん新たなビジネスを始めてます。
使いこなすまでのハードルは少々高いですが、やりたいことが具現化できるという点ではJoomla!はとても優れていると思います。