心理カウンセラーになるための学校選び&避けるべき教師

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「カウンセラーになるにはどこで勉強すればいいですか?」と相談されます。
ITのことよりも相談されます(笑)

美容系の仕事をされている方からの相談が多かったですね。
一対一で接客する上で、話す機会も多いからですね。

さて、巷には様々な心理カウンセリングに関連する学校があります。

幅広く活動するためには、基本的には臨床心理を学べる学部・大学院で勉強し、臨床心理士もしくは公認心理師の資格を取るべきと考えています。
(公認心理師は国家資格ですが病院勤務や心理検査への対応、臨床心理士は学会資格ですが実務を重視したカウンセリング向けかと)。

シンプルな恋愛相談と思って乗ってみたら、実は家庭環境に非常に難しい問題を抱えていて、かつ精神疾患も患っていた

そんなことも十分考えられます。人生相談レベルに考えていたら、気づけば相談業務の難しさで参ってしまう方も多い仕事かと思います。

大学院レベルまでの教育の中には、生理学等関連分野の科目もあります。
例えばタイでヨガのインストラクター学校に通うにしても、マッサージの実技で終わる学校もあれば、解剖の立ち合いまでするところもあります。

どこまで想定して学ぶかによるのですが、残念ながらクライアントの問題の量や質は、接してみてからでないと分かりません。

なので基本的には大学院まで学ぶべきだと思います。

ただし、分野を限定した相談業務であれば民間の専門学校でも十分対応できる可能性はあると考えます。職場の人間関係とか、友人関係、性格相談など、ある程度社会経験があればできるもの。

むしろ、大学院修了後にそのまま相談業務だけを続けた人よりも、一般社会で揉まれた人の方が的確なアドバイスをできるケースも多いと思います。
(カウンセリングに社会経験や年齢は関係ないと言われますが、実際そんなことないだろうと思って見てます。)

では、どんな学校が良いのか?

専門学校だけでも多々ありますよね。
「簡単になれる!」みたいなところは避けた方が良いです。
必要なスキルも心構えも身につかず、結果的にコスパが悪いです。
そもそも人の相談に乗るというのは簡単ではないですよね。

ポイントとしては、授業の内容についてホームページのどこかに

「自分を知ること」という項目があるかどうかだと思います。

クライアントの発言に対してどうリアクションすれば良いかというノウハウだけでなく、自分がどういうリアクションをしがちか、なぜそういう回答をするのかといったことを知るのが大事だからです。

先生や卒業生やからの教育分析(※)を受けられる学校であれば尚良いと思います。
※心理カウンセラー自体が受けるカウンセリング。振り返り。

難しい仕事ですよ。それでもやりたいなら頑張って勉強してください。

そういうスタンスの学校を選ぶのが良いと思います。

<おまけ(避けるべき教師)>
避けた方が良いのが、SNSを中心に集客している自称の認定カウンセラーです。自分自身のノウハウで資格を命名し、「〇〇式カウンセリング」みたいなもの。

宗教的であったり、指示的であったり、時に反社会的なことまで肯定します。
「学校なんて行かなくていいんだ」
「子供は叩いていいんだ」
というようなことを本気で語る人がいます。アフターケアもありません。
(許されることによる安心感は一時的に得られます。もしかしたらそこで快方に向かうケースも極稀にあるかもしれませんが)

安心感を得るために、教祖的なカウンセラーの元に足しげく通うことになります。何でも許されるユートピアに浸り、いつまでたっても現実世界の問題が解決しません。学んで巣立つはずが、いつまでたってもその集団から抜けられません。 

そういった民間の集会はとても怖いと思います。
心理カウンセラーは特別な資格を必要としません。医者のように医師免許がないと出来ない仕事とは違います。言った者勝ち、名乗った者勝ちです。

もし今教えてもらっている先生に疑問や不安を感じたら、すぐに第三者に相談すべきだと思います。

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