今回は「節制」について書いてみたいと思います。
大アルカナで説明が難しいカード、
ベスト5に入るでしょう。
なぜならこのカードの
持つイメージは、
「一言では語れない」
たくさんの意味があるからです。
それでは解説してみましょう。
天使のような姿の人物が、
両手にカップを持ち、
水辺で中に入った液体を、
混ぜ合わせているという
何とも意味深なカードです。
片方がワインで片方が水なのだそうです。
そこで一方の要素(この場合はアルコール)が
「強くなり過ぎないよう」
中庸にする、中和するという
意味があります。
しかもワインと水は、
両極端なものを意味していて、
それを混ぜ合わせるのが
ポイントです。
さらに節制というくらいなので、
節度を守る、度こ越さない、
という意味もあります。
意味も多く、曖昧で、
中途半端でどっちつかず、
ハッキリさせようとしない、
意味であることもあり、
占いに来られて、
何かをハッキリしたい!と
思っている方には、
非常に説明が難しいカードとなります( ;∀;)
例えば性格が正反対のカップルがいて、
何をやるにも意見が合わず、喧嘩ばかり。
何とかならないものでしょうか?
という時にこのカードが出たら、
お2人のその主張を、
互いに妥協して譲り合う
ような
節度ある対応をするか、
どちらかの意見を
押し通そうとするのではなく、
その両方を混ぜ合わせ、
化学反応を起こし?
すごい答え、
例えばあれもこれもどっちもやる(選ぶ)!
ということにする、意味になります。
しかし実際に、
そんなことできるわけがない、
と思っていたが、
やってみたら、
予想外に可能だった、
案外や良かった、
そういう新しい発見、
ブレイクスルーが起きる
?
可能性を示しているのが
節制のカードでもあります。
水に関係しているカードなので、
ちょっと頭を冷やせ、という意味でもあります。
こうしてカードの意味からではなくて、
カードのニュアンスからそのイメージを膨らませ、
自分自身の意味を発見、想像、創造できるよう
お手伝いをしています。
常に絵から読み取るのが大事 です。
絵から「読み取る」のがリーディングです。
興味がありましたら、お待ちしております。