ゴール設定をすることで、ゴール達成が難しくなるカラクリとは!?

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今年のはじめに1年の今年のゴール(目標)をたてられた人いますか?

今、言われて、あ、そういえば、、、

と、ゴール(目標)自体忘れてしまっていて、耳が痛い方もいるのではないかな、と思います。

コーチングではゴール設定のことを口を酸っぱくするくらい大事と言われますが、僕もそれについては否定しません。

例えば、

・ゴールを設定は必須。

・ゴールは現状の外側に設定する必要がある。

・have to (~ねばならない)ではなく、Want to(~したい)
 のゴールにする。

等です。

この辺の話はあらゆるコーチ、コーチもどきの人までが念仏のように言い続けていますし、あなたも

はいはい、ゴールの話はわかってますよ。

と思われるかもしれません。

ですが、実はゴール設定はかなりカラクリを理解して、ポイントを押さえて行わないと、そのゴール設定が逆にあなたをマイナス方向に押し下げ、現状に張り付かせる原因にもなってしまいます。(割とこれをやってしまっている人が多いですし、ある一定数、コーチと呼ばれる人にもいます。)

ぶっちゃけ間違ったゴール設定をするくらいなら、ゴール設定しない方がいいとまで僕は思います。

その理由をお話ししていきますが、、、

ここでクイズです 笑。

ある実験で学生たちに対してAを取るというゴール設定をした集団と、それをしなかった集団に分けてテストの結果を調査するということが行われました。

あなたはどちらが成績が良かったと思いますか?

コーチングを少しは学んでいるあなたなら、

当然、ゴール設定をしてテストに挑んだ集団の方が成績が良かったと思われるのではないでしょうか?

実はこの実験では、結果は真逆。

Aを取るというゴール設定をしてテストを受けた集団の方が、成績が悪かったのです。

僕もずっとゴール設定は、

「そりゃしないより、する方が良いやろ」と思っていました。

ですが、実はそうではなく、

まずいゴール設定は、マイナスに働くことが証明されてしまったわけです。

なぜ、このような結果になったのでしょうか?

この質問の答えがわかれば、たくさんのゴール設定&達成難民を救えるようになるはずです。

はっきり言うと僕もその理由がずっとわからなかったのですが、最近やっと腹落ちしてわかるように(人に説明できるように)なりました。

・ゴールが現状の内側だから、、、

・Want to(~したい) のゴールではないから、、、

ではなく(それも多少はあるかもですが)、もっとゴール設定における致命的な根本的な間違いがあります。

これ、知りたくないですか?

じゃあ、続きは僕のゴール設定講座で、、、というのは冗談で 笑

結論から言います。

テスト前にゴール設定した集団の問題点は、

「ゴールを達成した世界にいる自分の様子」にフォーカスせず、ただ、「達成した出来事」にフォーカスしたからです。


(引用ここから)

まずは、「I×V=R」という公式を覚えて下さい。

「I」はイマジネーション(Imaginetion)のことです。視覚的な情報だけでなく、嗅覚や聴覚、触覚といったほかの五感の情報を使って想像することです。

「V」はVividness=鮮明さのことです。

単に五感の情報が鮮明だということだけではなく、感情を伴わせるということです。

最後の「R」はリアリティ(Reality)です。

現実感ともいいます。

この公式に従うことでリアリティは作られるのですが、ポイントとなるのは「I×V」です。掛け算になっているのは鮮やかなイマジネーション作りを繰り返し行ってほしいということです。

ただ想像するだけでは足りません。感情を動かすほど鮮やかな想像をすることです。そして、それを何度も繰り返します。

鮮やかなイマジネーションを繰り返す。これによって初めてリアリティができるのです。

この時、何を想像するのかというとゴールを達成した時の自分の様子です。

ゴールを達成している自分は日々、どんな仕事ぶりなのか?夕食は何を食べるのか?あるいはどんな家に住んでいるのか?どんな人と一緒に暮らしているのか?などを細かく想像してください。

これを何度も行っていくうちに、マインドに新たなリアリティが刷り込まれていき、やがてそこに臨場感が湧いてきます。


ゴールを達成した自分はいまよりもっと高い能力を発揮しているでしょう。飛躍的なレベルの実績を収めているはずです。間違いなく、他人に寛容で優しく接しているでしょう。そこではどんな場所に住み、どんな人たちと日ごろ一緒にいるでしょうか。

そういう自分を思い浮かべることはゴールを設定した後に、次第にできるようになってくるはずです。

これらの新しい自己イメージが新しいリアリティとなり、新しいコンフォートゾーンを作るのです。

(引用ここまで)

P160、P161、P163 「マインドの教科書」田島大輔(著)、苫米地英人(監修


マインドの教科書
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テストでAを取るという、「達成した出来事」にフォーカスした集団が行ったのは言ってみれば、


「死んだゴール設定」

感情を動かすすほど鮮やかさがないので、

マインドに新たなリアリティができていない、新しいコンフォートゾーンができていないこと、が問題なのです。

コンフォートゾーンとは、自分が一番心地よくいられる自分の状態のことです。

人は誰もが現状のコンフォートゾーンを持っていますが、何もしなければこの現状のコンフォートゾーンを無意識で維持しようとします。

ゴール達成はコンフォートゾーンをゴール側にズラすことで実現します。

コンフォートゾーンは自分の姿や自分の周りの様子(とそれに紐づく感情や気分)で作り上げられた心の世界です。

コンフォートゾーンがゴール側の世界にズレると、人は現実を維持でも書き変えてコンフォートゾーンを維持しようとします。これがゴールが達成するカラクリです。

つまり新しいコンフォートゾーンを作るには、

感情を動かすほどの鮮やかさが必須。

そして、

感情を動かすほどの鮮やかさは、

「ゴール(達成した出来事)」そのものではなく、それを達成した自分の姿や自分の周りの様子(とそれに紐づくポジティブな感情や気分)から、

でなければ沸き起こらないのです。

(加えてこの実験を受けた生徒たちにとって、テストでAを取ることは現状の外側でもない、Want to でさえない可能性もあります)

人は想像した世界と現状の世界、どちらかしか1つしか具現化できず、24時間365日どちらかを選び続けています。

現状の世界は、今まさに具現化しているので、何も考えないでいると、現状の世界が選ばれ続ける(現状維持)のは当然です。

ゴール設定はこの脳の仕組みを意図的に利用して脳をハッキングし、逆にゴール側の臨場感を上げ、想像した世界の方を具現化していく(脳に選ばす)メソッドです。

ただ、「死んだゴール設定」をしてしまうと、ゴールの実現を妨げるだけではなく、最悪の場合はあなたを現状に強烈に縛り付けてしまいます。

死んだゴール設定をした場合の脳の動きを説明すると、

「達成した出来事」にフォーカスしてゴール設定する
脳はゴール設定したし、その世界を達成しているも同然と判断する(ゴール側の世界が生々しくピチピチしていないので違和感が出ない)
なら、このまま何もしなくても良いんじゃね?と脳は判断する。
現実は達成(変化)していないが、ゴール側に臨場感がないので脳は焦らない
俺はまだ本気を出していないだけ。(つじつまを合わせる)

となるわけです。

これが「死んだゴール設定」、俗に言う馬の口ににんじんをほおり込んだら馬は走らない。のカラクリです。

逆に「生きたゴール設定」をした場合の脳の動きは、

「ゴールを達成した世界にいる自分の姿や周りの様子」にフォーカスしたゴール設定する。
(例えば、成績でAを取って、ほめられ周りに尊敬され超嬉しい、女の子にもモテモテで愛される、Aを取った人しかもらえないバッジをつけて誇らしい気分でいる)
ゴール側にいる自分の姿や周りの様子があまりに生々しく、ピチピチ(臨場感が強い)しているので、コンフォートゾーンがゴール側にズレる。
脳はゴール側の世界を達成したと判断しようとするが、コンフォートゾーンがズレているので、今、生々しく、ピチピチ(臨場感が強い)していない現状の自分の姿と周りの様子に不安と焦り、違和感を感じ、居心地が悪くなる(脳内で折り合いがつけられない。)
生々しく、ピチピチしている(臨場感が強い)ゴール側の自分が正しく、現状が間違っていると判断する
潜在能力を開放し、何が何でもゴールを実現していく(コンフォートゾーンに合う世界にしていく)

となります。違いわかりますでしょうか?

今回のテストの例で良いゴール設定のパターンを考えるなら、勉強をしたこともやり方もわからない0点以外とったことがない健康な思春期の男の子がいて、ある日、廊下を歩いているとめちゃめちゃ大好きな女の子が学年で試験がオールAの子が好きと耳にして何がなんでもテストでAを取るんだ!となればモアベターです。笑。

(個人的な現状における外側、かつ強烈なWant toのゴールにであり、「テストでAを取るというになる出来事」ではなく、それを達成した自分の姿や様子が五感と共に強くイメージできるので。なら、その女の子との関係をゴール設定すればいいという話にもなりますが 笑。このようにいろいろな領域のゴールは、抽象度を上げていくと絡み合ってきます。)

今回、脳の「やる気スイッチ(側坐核)」とそれをオンにする「4つのスイッチ」、さらに、習慣化(馴化)と「手段動機」と「内発的動機」と脳の仕組みを使った勉強法についてお話しようと思っていましたが、ゴール設定のお話になってしまいました。汗。

(こちらの話は長くなりそうなので次回のブログで書こうと思います。)

僕が何かブログに書こうとする時、かなりの割合でゴール設定の話になってしまうほど、ゴール設定はめちゃめちゃ大事なのですが、一般的にはあまりにも本質やカラクリを知らず、言葉だけが一人歩きしすぎているようにも感じます。


僕はプロの気功師でありますが、プロのコーチでもあります。(気功師コーチと名乗っているのもその理由です)

気功もコーチングも実は脳の仕組みを味方につけて努力や根性、意志力といった有限なリソースを使わず、ゴールを達成していく技術です


WILLPOWER 意志力の科学
ロイ・バウマイスター, ジョン・ティアニー
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*以前のブログにも書籍もご紹介しましたが、意志力は体力と同じで使えば減っていく有限で貴重なリソースです。

意志力に頼らず、人間の脳の仕組みを味方につけて、ゴールという山を効率的に素早く登るための技術が気功でもあり、コーチングです。(登り方が違うだけで)

ですので、両方のいいとこどりをすればより素早くゴールを達成することができるのは間違いありません。ですが、ゴールがきちんと設定できていないとそのツールも宝の持ち腐れになってしまいます。

気功もコーチングも魔術的なものではなく(はたから見てみると魔法のようにみえますが)、あなたが人間であれば、特別な才能がなくても必ず使いこなせます。

正しい、血の通った、あなただけのゴール設定ができれば、気功もコーチングもあなたの強い味方になってくれます。(ゴール設定はコーチングの中に含まれますが、、、)

気功やコーチングに対する信仰や僕に対するリスペクトも必要ありませんし、その手法や技術に関しては遠慮なく聞いていただければ、僕はそのコツは惜しみなくお教えします。

特にコーチングについても遠慮なく聞いてください。

僕がプロのコーチでもあるということを、意外と僕のブログ読者の方もご存じがない方が多いので 笑。

*そして、僕が実は、映画「フルメタルジャケット」のハートマン教官のような鬼コーチであることも、、、
フルメタルジャケット.jpg

というのは冗談です。笑。

部活の先輩と思って、「教官には聞きにくいなあ」なんてことも、気軽になんでも聞いてください^ ^ 裏ワザもいっぱいああります^ ^ 

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