「ゴール世界をリアルに思い描く」、が間違ったコーチングである理由とは!?

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コーチングは厳密に用語と用語の定義が決まっています。

厳密に言葉を定義しないと、コーチングを行う人によって効果に差が出るというのが理由だと僕は考えていますが、定義された言葉を言葉だけの意味で使っているだけでは(上滑りしていると)、ゴールに向かうエネルギーが発生せず、

なんも変わらんな、、、、(マインド、気持ちも現実も)

という状態に陥ってしまいがちです。

理由はいくつかありますが一つは、コーチングは言語で厳密に定義されているものでありながら、かなり非言語的な要素(体感)が強いメソッドだからではないかと僕は思っています。

そこは、試行錯誤と実践を繰り返して(特にセルフコーチングを丁寧に行って)、コーチ自身が非言語的な部分を体に落とし込まなければクラアインとさんに伝えられない部分がかなりあります。

(その辺は、催眠療法のミルトンエリクソンが、NLPの創始者であるリチャード・バンドラーやジョン・グリンダーに対して、Boy達は半分しか学んでいない、ということを言ったと言われていますが、その感覚に近いかなとも思います。)

きちんとしたコーチは言語、非言語の両面からクライアントさんにコーチングの核をインストールします。

(ただ、優れたコーチでも言語化が下手な人もいます。でもこれは理由があって、非言語の部分を言語化することはめちゃめちゃ難しい。言葉は非言語から遅れてくる感じですし)

また、コーチは自分自身へのセルフコーチングと同時に、コーチングのメソッドを原書で丁寧に読み込みんで、全体を俯瞰しながら、部分的に切り取るのではなく、書かれていることを言葉通りに丁寧に追跡していくことも大事です。(ほとんどのことは、実は書籍に書かれています)

例えばゴール設定に関して、

Want to(心から手に入れたいもの)でありかつ、現状の外側にゴールを設定する。

という最重要の定義と、現状の外側のゴールは、

今の自分からは、やり方がわからなければわからなくて良い(わからないくらいが良い)。

自分だけではなく「人のためにもなる」、という要素が入ってくる。

という、サブ定義だけだけにフォーカスして切り離して理解してしまうと、考えるほどだんだわからなくなって、、、

うーん、とりあえず世界平和かなあ。

みたいな感じの上滑りしたゴール設定をしてしまうわけです。(世界平和というゴールは素晴らしいですが、自分自身の現状の内側の欲望を一つも叶えてない人が世界平和というゴールに臨場感を持つことは難しいとは思います。宗教家みたいな人ならありえますが)

そもそも、現状の内側に自分自身がいるわけなので、現状の外側のゴールは臨場感が上げられないのが普通ですし、かなりぼんやりしていて、ぶっちゃけ言語化なんかはめちゃめちゃ難しいはずです。

実は間違っているコーチングあるあるランキング1位、間違っているだけではなく害さえある考え方が、、、

ゴール世界の臨場感を上げる。

です。

これはマジでめちゃめちゃ多いですし、資格を持っているコーチでも普通に言っています。

なぜ害があるかと言うと、ゴール側の世界の臨場感をただ上げてしまうと(その時点で現状の内側のゴールであることがほぼ確します)、人間の脳は現実世界と頭の中の世界のどちらかしか現実と判断できないため、ゴール側の世界が達成したから大丈夫と思ってしまい、エネルギーが起こらなくなります。

これは、馬の前に人参を置くと走るが、馬の口の中に人参をほおりこむと走らなくなるという

「馬の口人参問題」

と言われる現象です。

馬と人参.jpg
*間違ったコーチングは馬の前ではなく、馬の口に人参を入れるがごとし

これは、テストでいい点を取った自分というゴール世界の臨場感を上げた生徒と、上げてない生徒の調査で、テストでいい点をとった自分のゴール世界の臨場感を上げた生徒の成績が下がったという実験からも見て取れます。

そして、現実にはいい点を取っていない現実を自分なりに整合性をつけるための心の声、クリエイティブアボイダンス(創造的整合性)が、、、、、

俺は、まだ本気を出していないだけ、やればできるし。

です。

俺本気出すわ.jpg

俺本気出しちゃお.jpg

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では、どうすればいいのか?答えは、、、

(引用ここから)

ゴールはあくまでも現状の外側に設定し、その姿は常におぼろげなものです。

リアルにイメージするのはゴールに見合ったコンフォートゾーンのほうです。

ゴールとは自分が本当に望むもので社会性があるものです。

そのゴールが現状の外であることを確信したら、それを達成するためには新しいゴールに見合ったコンフォートゾーンをリアルにしてください。

リアルにするためには細かいイメージを言葉にすることも大切です。

自分の行動だけではなく、言動もコンフォートゾーンに見合ったものにすることで臨場感はさらにたかまります。

P167 オーセンティック・コーチング 苫米地英人

(引用ここまで)


オーセンティック・コーチング

隠れた能力をどこまでも引き出す 苫米地式コーチング

マインドの教科書

コンフォートゾーンの作り方

ほら、書いてるでしょ?笑。イケてるゴール設定のコツは、ゴール世界の臨場感を上げるのではなく、

ゴール側にいる自分の、「コンフォートゾーンの臨場感を上げる」こと

なのです。


(引用ここから)

新しいコンフォートゾーンは現状の外に設定したゴールに対応したものになります。

噛み砕いていえば、利他的なゴールを成就するために当然あってしかるべき空間を作るということです。

例えば、「日本人が幸せになる」といったゴールを設定したとすれば、あなたの職業のあり方、健康のあり方、地域社会でのあり方、ファイナンスのあり方などそういったものの全てが変わってくるでしょう。

「日本人が幸せになる」ためであったら、自分がどんな人間であり、どんな行動を取り、どんな言動をするのか、は自然にわかってくるはずです。

その姿をリアルにイメージし、そのイメージ通りに行動することが、「新しいコンフォートゾーン」を作る方法なのです。

P180 オーセンティック・コーチング 苫米地英人

(引用ここまで)


現状の外側のゴール世界の臨場感を上げることは難しいですが(現状の外側にゴール設定をすることも)、もし、その世界があるとして(可能世界としてはあります)、そこにいる自分の生き方、気分、周りに見えるもの、何が好きで何が嫌いか、等の「コンフォートゾーン」のリアリティは上げることができるはずです。

あ、「コンフォートゾーン」とは、自分が一番心地よく入れる状態のことを言います。

ここを理解したうえで、

「ビジュアライゼーション」


「アファメーション」

を使うことで、ゴールに向かうエネルギーが強化されます。

コーチングにおける

「ビジュアライゼーション」と「アファメーション」は、現状の外側のゴール世界の臨場感を上げるのではなく、実は、

ゴール側にいる自分の「コンフォートの臨場感を上げる」

ために使うメソッドなのです。

ですので、臨場感を上げるために「ビジュアライゼーション」するのは、ゴール世界にいる自分の「コンフォートゾーン」ですので、繰り返しになりますが、そこにいる自分の気分や周りに見えるもの、何が好きで何が嫌いか、誰とどんな場所にいるのか、をリアリティを持ってイメージしていくわけです。

そこは、自分にとってもっとも心地いい、「コンフォートゾーン」なわけですので、その心地よさは五感すべてを使って体感できるはずです。

(ここが分かりにくいとは思いますが、僕なりに解釈すると、ゴール世界の臨場感を上げるのは他人事な感じが残ります。ですが、ゴール側にいる自分のコンフォートゾーンの臨場感を上げるには、思考をすこし横に置いて体や心全部でそこに飛び込む感じです。わかりにくいかな。。。)

そして、

「アファメーション」

は、ゴール側にいる自分の「コンフォートゾーン」を、言語を使って「短く宣言」する言葉です。

一人称、現在形、感情が入った言葉を使う、言い切る

というルールがありますが、理由はゴール側にいる自分のコンフォートゾーンの臨場感を上げるためです。(ゴール側にコンフォートゾーンをずらす)

例えば、

私は、いつもごく自然に、ベストな選択をしている。その結果、現在の私はベストな状態にいて、日々どんどん楽しくなる。

というアファメーションがあるとして、それは、ゴール側にいる自分の当たり前に心地いい状態や気分=「コンフォートゾーン」を言語化したものなわけです。

現状の外側のゴールが達成した世界は良くわからなくても、それを達成している自分の「コンフォートゾーン」は、五感を使ってビジュアライゼーション(映像化)もしやすいですし、アファメーション(言語化)しやすいはずです。

シンプルに唱えることで、自分自身がポジティブな気分になるものが「良いアファメーション」。

そして、ここが大切ですが、ポジティブな感情と同時に現状の自分とゴール側にいる自分のギャップを感じて、

不安や焦りを感じるのであれば、上手にできています。


(引用ここから)
つまり「現状」とはいままでのコンフォートゾーンだったとも言えるのです。

ですから、本当の新しいゴールが見つかったどうかは、いままでのコンフォートゾーンが苦痛になっているか、否かですぐわかります。

なっていなければ、それは現状の外のゴールではないということです。

現状のひとつの形、それが、いままでのコンフォートゾーンでした。

ですから、いまのコンフォートゾーンが心地よい、出たくないと思うのであれば、コーチングの必要もないわけです。

逆に言えば、コーチングに興味を持つという時点で、現状のコンフォートゾーンに満足していないことを意味します。

P147 「オーセンティック・コーチング」苫米地英人

(引用ここまで)


コーチングとカウンセリングの違いはここにあります。

カウンセラーが行うカウンセリングは、現状の最適化して不安を取り除く仕事

ですが、

コーチが行うコーチングは、クライアントに不安や焦りを作るのが仕事

なのです。

他にもいろいろとコーチングのコツやカラクリについてお伝えしたい内容はありますが、「即効性」と「再現性」を大事にするシンクウからのご提案は、

コーチングの実践も気功で補助線を引くとやりやすい。(セルフでも)

ということ。

理由はそもそも気功は、

非言語による内部表現の書き換え

なので、言語化しにくい現状の外側のゴールを設定することができる(ふんわりと、でも体感を持って)からです。

で、具体的な実践においては「風水羅盤」という気功技術を使いますが、この技術はめちゃめちゃ使えるので、なかなか難しい現状の外側のゴール設定とゴール側の自分のコンフォートゾーンの臨場感を上げることがサクッとできてしまいます。

(もちろん、きちんとしたコーチにコーチングを受けながら、実践するとより効果的です。ゴール設定をする以前に、あなたが子供の頃から今までにもろもろ入れ込まれている洗脳を意識に上げ、解きほぐしていくというステップが必須だからです。良いコーチならSTEP0である脱洗脳を横並ぶの少し前あたりで並走して、自分の背中をチラ見せしつつサクサクとお手伝いしてくれます。)

手前みそですが、先日、開講した1day講座でも気功的ゴール設定、気功技術「風水羅盤」についても伝授と丁寧にカラクリを離しながら指導をしています
^ ^(かなりいいと思います ←自画自賛)


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