#19:視座を上げる② ~目標に対する失敗の捉え方~

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たけやんです。
自分の成長のため &情報のアウトプットを目的に、ブログをはじめました。まったり更新する予定です。
これを読んでくれた方に、少しでもプラスとなる事があれば幸いです。
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前回に引き続き、「視座を上げる」という考え方についてお話し致します。

過去のブログ#4でおすすめ本『The third Door -精神的資産のふやし方-』を紹介した際に、 ”成功” と ”失敗” の関係性についてお話ししました。

簡単におさらいすると、『成功も失敗も、自分が挑戦した結果という意味では同じものである』といった意味合いだったと思いますが、今回は ”失敗とは何か?” という事について少し深堀りしていこうと思います。

Q:あなたの考える「失敗の定義」とは何でしょうか?

この問いに対する答えとして挙げられそうなものは、
 ○期待していた結果を得られなかった
 ○思ってたのと違った
 ○何かを失った(お金・信頼など)
といった風に、「自分の目標とは違った or 損をした」という感じではないでしょうか。

この現象に対して落胆し、絶望し、また失敗を繰り返すことを恐れて、諦めてしまう人もいるのですが、ここでちょっとストップです!

実はこれ、まだ「失敗」ではありません。それを理解するために、視座を上げてみることが大切なのです。

ここで、目標と失敗の関係をイメージしてみましょう。
失敗イメージ_01.jpg
普通に考えると、この絵のように ”目指すべき目標” に向かって一直線に走っている時に、何かにつまづいて目標に届かなかったイメージが浮かびますね。

ですがこれ、もっと上から俯瞰(ふかん)して見てみると、実際はもっと大きな分岐図(トーナメント表を横にしたような図)になっているのです。
失敗イメージ_02.jpg
こう考えたとき、「なぜ思い通りの結果が得られなかったのか?」と振り返ってみると、 ”目標に対するアプローチの方法が間違っていた” だけの可能性があります。つまりこれは、

『本質的な失敗ではなく、一時的な敗北』

という風に認識すべきなのです。諦めるのが早すぎるという事ですね。

発明王として有名なトーマス・エジソンも、偉大な発明に至るまでには何万回もの失敗を繰り返していましたが、彼はこう考えていたそうです。
『失敗したのではない。「この方法ではうまく行かない」という事を
 発見したのだ』

また、 ”吸引力が変わらない ただ1つの掃除機” で有名なダイソンの掃除機も、今の完成形に至るまでには数千台もの試作機を作って実験していたそうです。途方もない敗北を繰り返しながらも、ダイソンは諦めずに目標へのアプローチ方法を修正し続けたからこそ、今のような絶対的なブランドを確立できたと言えます。
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また、別の考え方もできます。先ほど説明した「分岐図」の話なのですが、これもよく見ると、

『目指していたゴールとは違うけど、別のゴールに到達できた』

という可能性も秘めています。

有名な例として、文房具の「ふせん紙」のお話があります。

ふせん紙が発明されたきっかけは、実は ”強力な接着剤” の開発中に起こった失敗作だったのです。その失敗作は、 ”よく引っ付くが簡単に剥がれる” という奇妙な特徴を持っていたことから始まりました。

開発チームは、目指していた強力接着剤としては失敗ですが、この特徴を活かして ”本のしおり” の代用品が作れないか?という事を思いつき、ふせん紙が生まれたという経緯があります。
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今回のお話をざっくりまとめますと、私の考える『失敗の定義』は

 ◆自分が行動した結果が目標と違っていたり、そのせいで何かを
  失った時、目標を諦めると失敗になる。諦めない限り、失敗は
  存在しない

という事ではないでしょうか。
自分の考え方を変えるだけで、それは失敗では無くなるのです。
ここで言う「考え方を変える(視座を上げる)」方法は2つ。

 1:目標へのアプローチ方法は間違ってないか?
   《敗北した理由を考える(目標は変えず、進む方向を変える)》

 2:今のやり方は、別のゴールに向かっているのでは?
   《その先に何があるか考える(進む方向は変えず、目標を変える)》

いかがですか?
人の心とは本当に面白いもので、どんな事でも ”考え方” を変えるだけで、思い通りに失敗も成功も引き寄せられるのです。

もしあなたの周りに「あぁ、失敗したな~・・・」とガッカリしている人がいた時は、ぜひ ”視座を上げる” という考え方を教えて、もう1度立ち上がるための勇気を与えてあげて下さい。

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