休憩~設計業界について~

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休憩はとにかく誤字脱字も気にせず、ざっくばらんに書きます。

自分自身、東京都の都心ではない場所で設計をしているんだけど、設計業界でも人手不足が影響しているんだよね。

特に!自分が業務でおこなっている設備の設計者というのが非常に少なくなっていて、その原因は大きく2つあると考えている。

①もともと設備設計の学校が無い。
設計というのは、おおよそ意匠・構造・設備に分かれている。戸建て住宅だとまぁ問題になることも少ないから、すべてをまとめてやってしまっているんだけど、良くは無いよね。だって、内容を把握してないんだもん。

構造は建築基準法でもしっかり書いてあるから、勉強してる建築士もいるかもしれないけど、設備なんかひどいものでしょ。だいたいは職人任せ。とは言っても、照明の位置とかコンセントの位置とかエアコンの位置とかは決めると思うんだけど、そんなの実務設計者から言わせてもらうと設計と言わないから。

ただのお絵かき。パズルゲームみたいな物だね。

まぁそれはともかく、やっぱり設計をするってなると意匠やデザインがかっこいいから、意匠やりたいって言って設計やる人が多いよね。学校でも設計となると意匠系をまず始めに勉強することになる。

構造は力学とかやることになるんだけど、まぁー設備設計を教える学校なんて無いな。高校、高専、大学行ったけど、どっこも教えてない。

教えられる人がいないっていうのかな。または意匠と構造がメインになっちゃって、設備まで教える時間が無いとか。

そもそも設備やりたいって言って設計やる人いないよね。それだけ地味だからかな。設備も重要なんだけどね。

だから、将来の野望として設備設計の学校を立ち上げることが出来ないかなーなんて思ってます。

あと、設備関係で省エネ計算専門の会社が増えてるんだけど、はっきり言って設備設計じゃないから。ただの断熱計算。設備設計に含まれてるけど、まったくの別物。

省エネ計算ができる→設備設計ができない

設備設計ができる→省エネ計算ができる

って感じかな。

時代は省エネだから、需要はあるし良いんだけどね。分かってる人からすると省エネ計算よりも設備設計できるほうが上位だなぁって思う。

②高齢化
①の原因とにてるんだけど、設備設計をやるってなると実地でやっていくしかないわけ。そうなると一子相伝みたいなかたちにしかならなくて、数年前から情報化社会となってネット産業が増えたおかげで、70~80歳の設備設計者は多いけど、その下からは完全に逆ピラミッドで若い人はまったくいない。

これがかなり問題だと自分は思っていて、70~80歳の人って、もういつ死んでもおかしくないっていうのもあるし、ボケも始まってるから、若い人に教えてあげあられる人が少ないんだな。これが。

そうなっちゃうともう技術の伝承がされないから、ただでさえ学校で教えるところが無いのに、誰も分からなくなっちゃうって日が遠くない日に来ると思う。

実際、今は設備設計は人が足りないから、引っ張りだこ状態。決められた納期に余裕があっても設備設計者が見つからないから遅れますって状態が出てきちゃってるからね。

だから、ぜひとも設備設計に興味がある人は、やって欲しいと思う。絶対需要あるから。やれば、生涯食いっぱぐれは間違いなくないと言える。

設備設計が良いなぁと思うのは、意匠で面倒な接客対応が少ないし、建築基準法でくそダルい確認申請とか無いから。

そういえば、最近あったのが、生活保護者に1日1000円だけ渡すっていう問題でニュースになったキチガイな行政で確認申請(計画通知)出したけど、やっぱり担当者がキチガイだった。担当者が分かってないから、質疑は何回も出すし、審査期間はとっくに過ぎてるし、何かあれば、あれっ?あの記載ってどこに書いてありましたっけ?って言うほど。

質疑が会社に届いた後の午後4時5時くらいに内容確認の電話を行政にしても担当者は帰りました~とか今日は休みを取ってます~とかって言われて、もうやりたい放題だったから、ストレスで胆石発作になったんだよね。市長に直訴してやろうかな。これはまたニュースになるぞ。

民間の審査期間だとあまりこういうこと無いと思うけど、とにかく確認申請は主事の判断で変わるところもあるからめんどくさいんだよね。
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