ベーシックレポートの学習が終わったので、今回からキャンペーンの学習に入ります。キャンペーンというのは、そのままの意味です。「ただいまキャンペーン中!!」とかのキャンペーンです。ビジネスを拡大するための方法のひとつですね。GAを活用してGoogle広告などのプラットフォームのマーケティングキャンペーンをトラッキングできます。
概要と測定方法を見ていきましょう
マーケティングキャンペーンの形態
マーケティングキャンペーンにはいくつか形態があり、検索エンジンの結果でテキスト広告を表示したり、バナー広告を表示したり、SNSやメールでユーザーにブランドや商品を伝えることができます。これらを組み合わせて、売り上げやコンバージョンを伸ばしていきます。
マーケティングキャンペーンはどのようにトラッキングされるか
ではトラッキング方法についてみていきます。マーケティングキャンペーンは、通常のGAのトラッキングとは異なり、「キャンペーンタグ」を新たに追加することでトラッキングすることができます。「キャンペーンタグ」というのは、広告やオンラインマーケティングのURLに追加するちょっとした情報のことです。
トラッキングパラメーターの後に続けて等号と1単語以上をハイフンでつなげて指定します。(トラッキングパラメーターとは、キャンペーンを行っているページをクリックしたときの情報を集めるためのコードです)ユーザーがリンクをクリックすると、GAのトラッキングコードによって情報が抽出され、ユーザーとその行動がマーケティングキャンペーンと関連づけられます。これにより、ユーザーがどのマーケティング活動からサイトに到達したかが分かります。
アナリティクスヘルプの例をそのまま持ってきます。
毎月ユーザーにストアのwebサイトのリンクを記載したメールニュースレターを配信しています。このリンクに「email」というタグを追加すると、メールニュースレターからwebサイトに到達したユーザーを特定できます。
キャンペーンタグについて
キャンペーントラフィックの詳細を知るのに役立つタグは5種類です。そのうちの3種類は必須タグのメディア、参照、キャンペーンです。残りのコンテンツとキーワードのタグも追加できます。
集客レポートの説明をしたときに、メディアと参照元について触れました。それ以外のことはまだ説明していないので、書いておきます。
「キャンペーン」が示すのは、マーケティングキャンペーン名です。例えば、春のセールだとしたら、「2022‐spring‐sale」とかになります。
「コンテンツ」は、プロモーションや広告のバージョンの区別ができるので、効果の比較テストをするときに役立ちます。例えば、2つのニュースレターについて比較したいときは、割引ありのものを「「d1‐1000yen-disc」、割引なしのものを、「d2‐nodisc」とすれば、GAでどちらのニュースレターに関するものか区別できます。
「キーワード」は、有料検索キャンペーンのキーワードの特定に使いますが、使うときは、Yahooなどの有料検索に手動でキャンペーンタグを設定するときだけなので、あまり登場はしないでしょう。
キャンペーンにときは別のタグをつけないといけないなんて面倒くさいですね。ですが、「URL生成ツール」というのを使うととても楽になるそうです。
次回はそれについても触れます