子丑天中殺 ねうしてんちゅうさつ

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算命学プチ講座 「天中殺」シリーズ 全6回



天中殺は、6種類あります。

一人につき1つです。

宿命(持って生まれた質)で表れる特徴と、後天運(回ってくる運勢)で利用する方法がありますが、今回は宿命のみお伝えします。



第23回 「子丑天中殺」

<キーワード>

初代運、努力家、明るさがポイント、サービス精神、目下(子ども、部下に恵まれやすい)



子丑天中殺の方は、どんな苦労の多い境遇に置かれても、真面目に、律儀に、コツコツと努力を積み上げていくようです。

多少、華やかさには欠けますが、いったんこうと定めた目的は簡単には捨てず、一歩一歩着実に前進していきます。

サービス精神も旺盛で、世話好きなところもあり、女性なら結婚後は夫を盛り立てて内助の功を発揮する方が多くいらっしゃいます。性格的に弱い男性と一緒になったら、かかあ天下になるかもしれませんが、男性で若い時に苦労をしたなら、中年以降は運気も高まり、身一つで一代をなしえる程出世する方もいらっしゃいます。

子丑天中殺の方は、人生において運のエンジンのかかり方が遅いのが特徴ですから、花咲くのはどうしても中年からが多くなります。

子丑天中殺の方は、親や目上の人との縁が薄くなります。反対に、子どもや部下、後輩などを求める本能が働きますし、目下運がとても良い方です。このような宿命の特徴を与えられていますので、早めに親離れが早いほど運が好転してまいります。

中年期以降が良好というのは、この原理より、中年以降は自分の目上が数少なるからということにもつながります。

ですので、子丑天中殺の方で、いつまでも親と同居していたり、先輩や先生に付き従っていると、どうしても自分の本領を発揮できなくて苦しくなってまります。

自分は「初代運」ということに自覚をもって、目上に頼りすぎない人生が開運のポイントとなります。

一見、常識的に考えると、親の面倒を見て、家業を継いで、先輩や師匠を立てるということは、日本において美徳とされておりますが、それでは運勢が上がらない人がいるということです。

ここら辺に運の幸運と不運が表れてくるのです。

子丑天中殺の方は、親のものを引き継がず、自分ひとりで、何もないところからやり始めることが本領を発揮でき、結果として大きな成功につながって参ります。

そして、目下運があるということは、目下に支えられると同時に、目下を育てあげるというお役目があるのです。そのように自分の特質と役割をきっちりこなしていると、運は自然と上がっていきます。

若い時には、なにかと損もするし、苦労も多いですが、そうした苦労や損がやがて力となってくる時が来ます。ですから、一瞬の感性が勝負のような仕事より、着実な努力の積み重ねが成果を表すような仕事を選んだ方が良いでしょう。

職業上でも、上司運はあまりよくないですが、あるいは上司に従う間は運は開けにくいということになります。正反対に位置する、目下、部下、子どもを持つようになって、ようやく本領発揮します。このようなことから子丑天中殺の方は、遅咲きの花を楽しむ運勢だと言えるでしょう。



ちなみに、芸能人でいうと、ダウンタウンの松本さんと浜田さんは共に子丑天中殺です。彼らは師匠を持たずお笑い養成学校出身ですね。最初は苦労しますが、目上を持たない自分たちの宿命と環境があっていたがために、どんどん伸びていかれたのでしょう。
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