職務経歴書についての解説②

記事
ビジネス・マーケティング
前回は、転職活動における職務経歴書の「採用担当者が見ているポイント」、「抑えておきたいポイント」をまとめました。

今回は職務経歴書を書く上で、「これだけは避けたい」という点について整理し、「職務経歴書を書く際に気をつけるポイント」に言及していきます。

採用担当者と話をする中で、読む気が起きない、読んだところでよくわからない、会う気にならない、と言われることが多い職務経歴書の特徴は以下の通りです。

【職務経歴書を書く上でこれだけは避けたい】
(読む気が起きない)
・抽象的で、いつ、なにを、どれだけ、どうやってやったのかわからない
・職務要約がなく、最後まで読みきらないと内容が頭に入ってこない
 また、職務要約が要約になっていない

(読んだところでよくわからない)
・目標や実績、取り組み内容などに一切数字が出てこない

(会う気にならない)
・求人票に「求める人物像」を書いているのに、求める人物像とは異なるスキルやスタンスをアピールしている
・書いている内容に信憑性がない
・誇張表現がすぎる

職務経歴書に求められている内容は、その名の通り、職務の経歴です。
職務の取り組みと成果(いつ、だれに、なにを、どれだけ、どうやって)を
具体的に書くことが肝要です。
簡潔明瞭に、極力数字や固有名詞を多用して、具体的な経歴を記載しましょう。

また昨今はリファレンスチェックと言って、過去の職場で関係のあった人(上司、同僚等)に、勤務態度や人柄をインタビューする企業も増えています。

自分をよく見せるために、「盛った」経歴を書いてしまうと、リファレンスチェック等でひっかかるケースもあります。
あたりまえですが、自身の成果、取り組みは事実を書くことが重要です。

【職務経歴書を書く際に気をつけるポイント】
・成果、取り組みや在籍期間等、数字で語れる箇所は数字で記載する
 (自身の仕事をしっかり数字で把握し、振り返っているというだけで評価されるケースもあります)

前回のブログにまとめた【職務経歴書を書く際にこれだけは抑えておきたいポイント】の「具体的な内容を、簡潔に記載できているか」にあたる内容となります。

書き方の例を1つ挙げていきます。
--------------------------------------------------------------
期間:2017年4月〜2020年8月
配属部門:流通事業営業部 第2グループ
(マネージャー以下営業メンバー20名)

【業務内容】
・年商10〜100億程度の中規模流通法人(小売業)に、自社商品の卸営業
・既存クライアント(7割)、新規開拓(3割)
・リーダーとしてメンバー育成(部下4名)
・個人月間売上アベレージ3000万円、チーム(自身入れて5名)月間売上アベレージ11000万円

【実績】
・2018年7月○○賞 受賞(全社3,000名中約5名が受賞できるもの)
・2019年12月○○賞 受賞(全社200組織中約3組織が受賞できるもの)

たった数行の箇条書きですが、この人の業務内容が具体的にイメージできるのではないでしょうか。3年強メーカーの卸営業に従事し、単月だけれど個人でも組織でも表彰された経験がある人だと。


このように、数字を駆使して職務経歴書を書いていくことで、正しく、具体的に、自身のことを採用担当者に伝えていくことができます。

「数字を扱うような仕事をしていなかった」「人に言えるような実績は特にない」という方にも、職務経歴の書き方は存在します。

お気軽にご相談ください。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す