ごめんなさいが言えない人

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コラム
心理カウンセラーのアヴニールです。
日本人は、幼稚園に通う頃から
「悪いことしたら、ごめんなさい」
「何かをしてもらったら、ありがとう」
って言いなさい。と、親や先生から教わります。

多くの子どもは、親や先生の言うことに従って
「ごめんなさい」や「ありがとう」を
ちゃんと使ってきました。

でも大人になるにつれて
言えなくなってしまう人がいます。

以前、同僚から
「謝るくらいなら徹夜でプログラムを修正する」
と言われたときは、
「そこまでイヤなのかぁ~」と
ちょっと感心してしまいました。(笑)

どうして謝るのが、そんなにイヤなのか?
「謝ることは、負けること」
「自分の責任ではないから、謝る必要がない」
「ここで謝ったら、他のことも自分のせいにされてしまう」
など、謝らない理由はあるかと思います。

謝れない人にとっては、
自分のプライドが大切だったり
責任を押しつけられない処世術だったり
するのかもしれない。

ただ、謝らない人と仕事をしたり
生活したりするのは、
ストレスの原因になりますよね。

ここで謝ってくれたら
許せるのに。。。

ここで謝ってくれたら
もう一度、一緒に頑張れるのに。。。

そんな気持ちでモヤモヤします。

では、どうやってつきあっていくか?

まず、謝ってもらおうと考えないこと。
他人を自分の思うように操ることはできません。

謝らないことで、その人が
大変な思いをしたり、
誤解されたり、
何かを失ったり。。 することがあるかもしれない。
でも、あなたが心配しても「どうにもならない」のです。

そうなってしまったときに、
ご本人が変わりたいと思わない限り
誰にも、何もできないのです。


例えば、謝らない人が職場の人だったら
 極力、お客様と接する仕事を任せない。
 それでも お客様とトラブルが起きたときは
 自分が謝って、自分で解決しましょう。

 謝らない人に、いつまでもフォーカスが
 当たらないように 自分にフォーカスさせる。

サクッと解決できれば、
 お客様から
 「あなたは頼りになる」
 「あなたが居てくれて良かった」
 という高評価をもらえるチャンスと考えましょう。


例えば、謝らない人が、親や配偶者、恋人だったら。。。
 どんな気持ちでいるのかを考えてみましょう。
 「あ-、悪いと思っているけど言えないんだな」
 これなら、まぁ~許せたりしますよね。

 「全然、悪いと感じていないんだ。。。 なんで?」
 この場合は、どうして悪いと感じていないのか
 確認してみましょう。

その理由に納得できれば、こちらの気持ちも落ち着きます。
 根本的なところで、考えにすれ違いがあるのなら
 同じ事が起きないように 自分の考えを伝えて
 「二度としないでね」と理解してもらいましょう。

例えば、謝らない人が、自分の子どもだったら。。。
謝らないと 
 とても生きにくいし、
 理解されないし、
 周囲の人から孤立していくし。。。と
 全力で説明しましょう。

 プライドが傷ついたり、
 責任を取ることより、
 孤立の方が、ずっと厳しいんです。
 やっぱり、
 人は1人では生きていけない。
 ひとりぼっちだと、幸せを感じられないのです。
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