風の時代日記 #9「疎遠の父に想いを伝えた感覚」

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コラム
わたしは、恥ずかしながら、両親との距離があります。
数年、連絡をまったく取らないぐらいに疎遠です(笑)

さらに、
父と母はわたしが家を出るころから険悪になっていきまして、
ほどなく別居という形になっていました。

それからは、
母の方が連絡は取ることがありましたが、
父とはほとんど繋がりがなくなってしまい、
母から一方的に愚痴を聞かされる状態になっていました。

父は、医療系の仕事をしていたのですが、
かなり童心のある人で、
バイクやレジャー関係が大好きなところと
重圧感を出す時があって家族を巻き込む感じがありました。

その父の振る舞いに母がついていけなくなってしまった感じから
別離の道が始まったと思います。

わたしからみても、印象は、
「頼もしいけれど、正面から向き合うには恐い人」
というイメージでした。

きっと、父を怒らせたときの記憶などが
積み重なっているのかなと思います。

かくして、
長らく連絡を経っていた父に
風の時代の流れが生じて、
連絡を取ることへと背中を押されました。

いざ、連絡を取ろうとすると、
母は連絡先を知らず(笑)

仕事場に連絡をするか・・・と思いましたが、
ん?待てよ・・・
父がfacebookをやっている
という話を聞いたことをふと思い出し、
探してみたらありました(笑)

久しぶりにfacebookを通じて観た父の姿、
年を取ったなぁ・・・と思いつつ、
相変わらずレジャーやバイクに乗ってるんだな・・・
とかも感じつつ、
どう連絡を取ろうか思案しました。

電話で話すのがいいのかな?

王道の「会話」を一番最初に考えたのですが、
父は昔から文章を書くことが好きで、
父お手製の小説を読まされた経験も思い出され、
faceboookにもコラムみたいな内容を投稿もしているみたいだったので、
よし、
こちらも文章でメッセージを送ってみようかと
思いました。

いざ書いてみると
かなり長文になってしまいましたが、
いつもは会話では言えないこと
母との関係で思っている客観的な立場からのこと
とか
父への感謝の思い
などを
まとめることができました。

会話だと、
昔からの流れもあって
わたしは聞き役になりすぎてしまって
自分の思うことを伝えきれないで終わることが多かったので、
文章に託す形は意外にもよかったです。

書いているときに、
体裁的にどうかな?
とか
真意や想いは伝わるだろうか?
とか
父と母は別居中の冷戦状態なのでそっとしておいたほうがよいのかな?
とか
どんなリアクションや返事がくるだろうか、大丈夫かな?
など
心配めいた気持ちもいろいろ湧き出しました。

なんせ日頃から連絡を取っているわけではないし、
和気あいあいな仲でもないので、
お恥ずかしながら緊張するわけです。

少々時間を要しながら最終的には、
「素直な気持ちを表現するままに伝えたい」
という気持ちの方が最後には勝りまして、
思い切って結果に拘らずに送っちゃえ~
とメッセージを送信しました。

こういう機会は、
本当に何か背中押すものがないと
訪れないものですねぇ。

風の時代は、
こうやってわたしに
「今まで言えなかった素直な気持ちをもう表現していいんだよ」
ということを教えてくれているのかなぁ
と感じました。

以上



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