シリーズ<ココナラ Webスクレイピング分析>その13 固定客を獲得せよ!!

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ビジネス・マーケティング
 今回もココナラをWebスクレイピングしていきます。
 今回は、「固定客を獲得せよ!!」というタイトルで分析結果の一部を紹介していきます。
 先に結論を述べると、ココナラで販売実績を伸ばすには固定客が重要であるということです。固定客とは1人の出品者に対して何度も購入している購入者のことです。別の言い方をすると「リピーター」ですね。

<集計方法>

 スクレイピングで集計のもととするデータは、出品サービスページの「評価・感想」の中の評価者の名前評価の日付とします。
 ここに仮定として、評価者=購入者としています。
 ここの「評価・感想」で同じ購入者が何度も評価コメントをしていたらその人がリピーターとなりますね。
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 集計対象の出品カテゴリーは「ITプログラミング・開発」⇨「作業自動化・効率化」にしぼります。出品件数は約2300件です。

<集計結果>

 「固定客がどれだけ重要であるか」というのが客観的に分かるようなデータを取得するために、今回は「購入件数の多い購入者がどれだけ出品者を選んでいるか」というのが分わかればよいです。違う味方として購入者の目線に合わせて質問してみると「購入先で選んだ出品者の人数は?」という感じでしょう?
 例えば、購入件数が複数である購入者が、購入先で選んだ出品者が1人だとするとその購入者は「他の出品者には目もくれない完全リピーター」になります。
 そうやって集計できたデータは図1のようになります。購入件数が10件以上の購入者(49人)に絞って「購入先で選んだ出品者の人数」をパーセンテージで表しています。
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図1:購入先で選んだ出品者の人数
 図1を見て分かるように、ほとんどの購入者が選ぶ出品者は1~3人程度ということが分かります。逆にいうと、いろんな出品者を選んで購入する購入者はほぼいないということです。
 また違う言い方をすると、過去に誰かの出品者から購入している購入者は、それ以外の出品者から購入することはあまりない、つまり「あまり浮気しない」ってことですね。
 これを出品者の立場で考えると、「一度購入してもらった購入者"様"はリピーターになってもらえるように大切にしましょう」ということです。

<前回記事>




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