シリーズ<ココナラ Webスクレイピング分析>その14 販売実績の推移グラフ化

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ビジネス・マーケティング
 今回もココナラをWebスクレイピングしていきます。
 今回は「販売実績の推移グラフ化」というタイトルで、スクレイピングで集計された結果を一つ紹介します。

 ココナラの出品サービスで販売実績上位者が、どのような推移で販売実績を伸ばしたか気になりますね。
 その販売実績の変化を時系列に合わせて可視化します。

<集計方法>

 スクレイピングで集計のもととするデータは、出品サービスページの「評価・感想」の中の評価の日付とします。
 「評価の日付」=「販売実績獲得日」という仮定を置きます。
 もちろん購入していただいても評価を記入しない購入者もいるので、一概に正確な取得データとはなりませんが、ココナラのページから取得できるデータの範囲では、「評価の日付」がもっとも近いデータとなりますので、これを採用します。
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 集計対象の出品カテゴリーは「ITプログラミング・開発」⇨「作業自動化・効率化」⇨「エクセル・VBA関係」にしぼります。出品件数は約1000件です。

<集計結果>
 早速集計結果を示します。
 横軸に販売実績獲得の日付、縦軸に販売実績の累計値とし、全出品サービスをすべて重ねると図1のようになります。
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図1:各出品の販売実績の伸び
  図1を見て分かるように、飛び抜けて販売実績が伸びている出品サービスがあったりしますね。この出品サービスについて詳しく紹介はいたしませんが、ここまで販売実績が伸びている理由として固定客の多さや、販売実績を比べて購入者から選ばれているなどが考えられます。
 購入者が何を選んで出品サービスを選んでいるかはまだ分析できていませんが、実際にこの飛び抜けた出品サービスにおいては固定客が後押しが強いです。1人で120件以上購入している固定客もいます。

 図1では販売実績獲得日をそのままグラフにしていましたが、図2では最初の販売実績獲得日を揃えてグラフにしました。
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図2:各出品の販売実績の伸び(最初の実績日を揃える)
 図2で販売開始日で条件がほぼ揃うので、それぞれの販売実績の伸びが比較しやすくなりますね。
 つぎに、縦軸の販売実績を100までを抽出すると図3のようになります。

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図3:各出品の販売実績の伸び(最初の実績日を揃える)(販売実績100まで)

 図3から、おおよそどのような推移で販売実績が伸びるのかの傾向が伺えます。
 図3から具体的に販売実績の伸び方の種類などを分けて考察するのは難しいですが、「今、自分の出品サービスがどのあたりにいるのか」を置いて比較するのには丁度いい資料になります。

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 以上のようなスクレイピング分析を出品サービスのほうで販売しています。
 「こんな分析をしてほしい」「こういうデータを集計してほしい」などご相談お待ちしております。


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