シリーズ<ココナラ Webスクレイピング分析>その9 ブログ執筆は販売実績につながるか?

記事
ビジネス・マーケティング
 今回もココナラをWebスクレイピングしていきます。
 今回は、前回記事「ココナラブログの1日あたりの執筆件数の変化」の続きとして、実際に「ブログ執筆は販売実績につながるか?」という疑問について答えを求めていきましょう。

<集計方法>

 ココナラのブログのカテゴリーはいくつかありますが、全部集計するのではなく「ビジネス・マーケティング」のカテゴリに絞って集計します。

<集計結果>

 「ブログ執筆は販売実績につながるか?」という疑問に答えるためには「ブログの執筆件数」と「執筆者の販売実績」の関係性をグラフにしてみればよいです。その結果が図1となります。
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図1:ブログ執筆件数と販売実績の関係

 普通に考えると、「ブログ執筆でいっぱい宣伝できるほど販売実績につながる」と思うかもしれませんが、図1から必ずしもそうではなさそうというのが分かります。
 ブログ執筆件数でずば抜けて270件書いている出品者は、実際は販売実績は一桁台にとどまっています。それどころか販売実績が50件以上で執筆者のブログ執筆件数は多くて執筆件数10件以下ぐらいです。
 もっと分かりやすいように、ブログ執筆件数を50件以下を拡大してみると図2のようになります。
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図2:ブログ執筆件数と販売実績の関係(執筆件数50件以下拡大)


 やはりブログ執筆件数が多いほど販売実績が多いという傾向は必ずしも当てはまらないようです。
 しかし、Webスクレイピングで集計した結果はここまでで、実際はブログの内容、宣伝方法などのノウハウまではそれぞれですので、この時点で言えることは「ブログをたくさん書けば書くほど販売実績につながるわけではないよ」というぐらいの感じですね。
 逆に、この分析によって「ブログ執筆件数が多くて、販売実績が多い出品者」が抽出できるので、その出品者のノウハウを吸収する手がかりになります。
 その出品者は誰かというのは本記事では紹介いたしませんが、ご興味のある方はダイレクトメッセージなどでご連絡ください。個別にお教えします。

<前回記事>



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