今の時代、お金はもちろんですが、実は時間の方が大切です。情報化社会においては、とにかく質のいい情報に触れなければ、人生の難易度は上がってしまいます。
そのためにはしっかり読書し、ネットもお金を払って質の高い情報を得て知識とするなどが必要です。
ところが、私も含めてついつい、YouTubeを見続けてしまったり、また仕事が忙しすぎて何もできなくなる等、時間を作ることが難しい社会でもあります。
実際にGoogle、YouTubeに務めていた社員の本にもこう書いてあります。
「まず最初に、なぜ近ごろは毎日がこんなに忙しくバタバタしているのか、その理由を教えよう。
また、あなたがいつもストレスいっぱいで集中できないと感じているとしても、それがなぜあなたのせいじゃないのかについても説明しよう。
21世紀のいま、 2つの大きな力があなたの時間の 1分 1分を得ようと競い合っている。 1つは「多忙中毒」と僕らが呼ぶ風潮。忙しいのをよしとする考え方だ。
メールであふれんばかりの受信箱に、びっしり埋まった予定表、長い長いやることリスト。この中毒にはまっていると、現代の職場の要求に応え、社会で務めを果たすために、つねに高い生産性を保ち続けることになる。
ほかのみんなが忙しくしているのだから、自分だけペースを落とせば、二度と遅れを取り戻せなくなってしまう……。
あなたの時間を奪っている 2つめの要因は、僕らが「無限の泉」と呼ぶものだ。これはスマホのアプリなど、コンテンツがたえず補充されるものをいう。
引っ張って更新するものやストリーミング配信されるものは、全部これに入る。こうしたいつでも利用可能な、常時更新されるエンタテインメントは、たえまない忙しさに疲れ果てているあなたへの“ごほうび”になっている。
でも、たえまない忙しさは、本当に避けられないのか?無限の気晴らしは、本当にごほうびなのか?それとも、誰もがただ自動運転モードから抜け出せないだけなのか?」
—『時間術大全――人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』ジェイク・ナップ, ジョン・ゼラツキー著
また、他のページにも、あらゆるデバイスはあなたの時間を奪うことに躍起になっている、とも書いてあります。
つまり、私たちは意識してコントロールしなければこの時間泥棒にいつまでも搾取され続ける、というのです。
こうして時間を浪費していくと将来に格差ができてしまうことは想像に固くなりません。
対策としては不要なアプリは消すこと、と言っています。精神力に頼ってはいけないということです。
そんなもので抗えるような仕組みではない、と先程の本の著者は述べています。
やはり、人生をコントロールしていくのは環境である、ということです。