マーケティングの基礎について

記事
マネー・副業
当記事は現在ココナラで出品しているEssence MarketingΩの第2章、1回目の講義となります。


こちらの記事から入ってきた方はまずは、全体像を把握するために、以下の目次ページをぜひご確認ください。




それでは、今回は2章の初回講義として、マーケティングの基礎について解説をしていきます。

マーケティングの定義について

まず、マーケティングという言葉は様々な定義があり、どれを採用するかは基本的には自由なのですが、EMΩでは

“価値の交換にかかわる全ての活動”

という定義を採用していきます。

この定義は、よく認知されているプロモーションやセールスだけがマーケティングというわけでなく、その前の段階に行われている市場調査や商品開発といった活動も含めてマーケティングだということを意味しています。

そして、マーケティング活動は最低限

「”誰が(who)なぜ(why)誰に(whom)何を(What)どうやって(How)届けるかを決め、それを実現させる仕組みの構築」

を行う必要があります。

■補足

まず、【誰が】というのは実は一昔前はまではそこまで重要ではありませんでした。

なぜなら消費者の多くが『誰から買っても同じでしょ』と思っていたからですね。

しかし、近年は情報化社会ということもあり、今まで以上に情報1つ1つに対しての信頼性が重要視されるようになってきている背景があります。

そして、多くの人が情報の信頼性を測るために【誰が】という情報を指標にしています。

・誰が言っているのか

・誰が書いているのか

・誰が売っているのか

つまり、「信頼できるあなたが勧めるなら買う」「〇〇のプロであるあなたが勧めるなら買う」といったように「商品を信用して買う」から「人を信用して買う」という消費者心理の変化が顕著に表れてきているので「誰」というのはマーケティングを行うにあたって無視できない大切な要素となっています。

次に【なぜ】に関してですが、近年は同じような商品がたくさん出てくるようになり、商品の機能だけでは差別化が難しくなっている傾向があります。

そこで、今もっとも差別化に効果的だとされているのが

【なぜ】

になります。

これはつまり、

・なぜ、ビジネス活動をしているの?
・なぜ、その商品を出していくのか?

といった【理由】で人を魅了し、差別化して選んでもらうようにしていくイメージですね。


ちなみに既にマーケティングをある程度勉強されている方は「誰に(Who)何を(What)どうやって(How)」と認識されているかもしれませんが、僕が採用している定義の方がより良い結果を得やすくなるでぜひアップデートをしてくださいね。笑

(誰にはWhoじゃねーのかよ、Whomってややこしいぞオラ、と感じた場合は特に英語に拘る必要もないので日本語で覚えておいてくださいw)


つまり、何かしらのビジネスで成果を出したいのであれば最低限、誰が・なぜ・誰に・何を・どうやって届けるかを決め、それを実現する仕組みを作るため活動を行っていく必要があるわけですね。

『じゃあ具体的にどういう流れで何をしていけばいいの?』

という疑問が出てくると思うのですが、今回はマーケティングを熟知している人(企業)が活用しているマーケティングプロセス(マーケティングの進め方)をご紹介します。

マーケティングプロセスについて


まず、マーケティングプロセスの全体像は以下のようになります。

aa.jpg


上記のプロセスはゼロベースでマーケティング活動をしていくことを想定したものとなります。

既存事業におけるマーケティング活動はSTP分析を省略したり(既に実行していることが多いため)他のプロセスを踏むこともあるので、上記のプロセス通りマーケティングは必ず実施しないといけないものではなく、あくまでも基本的なプロセスとして理解しておいてくださいね。

ちなみに今回の企画はゼロからコンテンツビジネスを実践していくことを前提にしているので、コンテンツビジネス編では上記のプロセスに取り組んでいく方法を解説させていただいています。


【(1)環境分析】では、自分(自社)や自分(自社)の周りを調査し、『○○市場に参入して利益を出していこう』といったマーケティング活動の方向性を決めていきます

環境分析は【何をしていくか】という最初の意思決定を行うものだと思っていただければOKです。

そして【(1)環境分析】で行うと決めたことに対しての具体的なゴールを【(2)目標設定】で決めます。

目標が立てることができたら、その目標を達成させるまでの全体シナリオ、すなわち「戦略」の策定を【(3)STP分析】にて行ない、策定した戦略を実現するために必要な行動シナリオ、ゆわいる「戦術」を【(4)マーケティングミックス】で策定します。

基本的に戦略は戦術の上位概念という位置づけであり、戦略で全体の方針(目標達成までの大まかなシナリオ)を定め、その戦略を達成させるための戦術(シナリオ達成のための具体的な実行プラン)を打ち出していきます。

そして策定した戦術を実行するスケジュールを【(5)実行計画】で立て、それらを実行して定期的に作業進捗やマーケティング効果などを確認して管理するのが【(6)実行・管理】となります。

・・。

とまぁ、上記のように一気に説明されてもぶっちゃけ意味不明ですよね。笑

各フェーズについてはこれから1つずつ丁寧に解説をしていくので今はなんとなくの理解でOKです!

ただ、もう少しイメージがしやすくなるように、先にざっくりとした各ステップの実践事例を以下に記載しておきますので、ぜひ一度目を通してみてください。

★(1)~(6)の例

■環境分析
外部分析したら男女問わずに美白に興味がある人が増えていることが判明。

内部(自己)分析してみたら自分は美容に詳しいことが分かった。

特に美白に関する知識があり色白になりたい人達に価値提供ができそうなので美容市場に参入していこう。

■目標設定
・月収1000万を達成させる。

・美白になって自分に自信が持てる人を増やしたい。

■STP分析(戦略の策定)

「色白になりたいけど、美白系の化粧品は高くて買えない」といった悩みを抱えている人が多いので「お財布に負担をかけず色白になれる」という立ち位置で商品を提供して目標金額を稼いでいこう。

■マーケティングミックス(戦術の策定)

「色白になりたい人が、財布に優しい美白食事法で色白になれる」というコンセプトの商品(コンテンツ)を開発して販売していこう。

商品の具体的な内容は、美白効果が期待できて安く買える食材の紹介、その食材を使った美白効果が期待できる食事メニューの紹介をしよう。

価格は10,000円に設定し30日間のサポートをつけて販売していこう。流通経路はWebのみで直販(代理店・アフィリエイターを使わない)のみとし、プロモーションはDRM(ダイレクトレスポンスマーケテイング)を活用していこう。

DRMはLPとステップメール、セールスレターページを用意すれば全ての工程を自動化できるので、それらを組み合わせて仕組み化しよう。仕組みができたらそこにTwitter広告とFacebook広告を使ってアクセスを流していこう。

■計画策定
・コンテンツは自分で20日以内に作成しよう。

・DRMを自動で行う仕組みは1ヵ月で完成させよう。

・Twitter広告とFacebook広告は一か月ごとに結果を評価しよう。

■実行・管理
・コンテンツ作り開始(実行)→進捗を確認しながら、必要に応じてスケジュールの変更しよう(管理)

・広告を出稿(実行)→1リストあたりの獲得コストを算出し、仕組み全体のLTVを下回っていたらLP、ステップメール、セールスレターなどの改善をしよう(管理)

ちなみに今回はマーケティング活動を戦略と戦術に分けて解説をしていきますが、(1)~(6)まとめてマーケティング戦略と呼ぶこともあります。

マーケティング・戦略・戦術といった言葉はもともと定義の曖昧なカオスワードなので、カオス×カオス×カオスで皆の認識がスーパーカオス(人によって認識がバラバラ)になっているという感じです。笑

この点は様々な定義がありますが、今回僕がご紹介した定義を採用してもらえれば他の方と話していても齟齬が生まれることはないかと思います。

ということで上記の点をふまえて、(1)~(6)の詳細を解説をしていきます。

それでは、次の講義でまたお会いしましょう!
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す