【計画術】こんなはずでは・・・計画錯誤の罠

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皆さま
いかがお過ごしでしょうか。

上司にこの仕事いつまでにできる?と聞かれて来週中!と答えたものの、気づけば期限に遅れそうで必死になって残業している人もいるのではないでしょうか。

これは計画錯誤によるものかもしれません。
ある研究では、卒業論文に取り組む大学生に、作業が中盤に差しかかったところで、完成に要する日数を予想してもらいます(この時点で残された時間は2カ月です)。

考えられる最短、現実的、最長の3通りの日数を見積ってもらうことにしました結果、学生の答えは平均で最短27日、現実的に34日、最長が49日でした。

実際はどうだったでしょうか?なんと平均55日かかったそうです。想定される最長の日数すら超えてしまうほど楽観的で見積もりが下手な生き物です。

と言いつつ私の実体験でもおおよそ見積もった日数の1.5-2倍かかります。
結局その仕事だけをすれば予想に近い日数になるかもしれませんが、数々の誘惑や途中で他の仕事が入ってくるなど想定外のことが起こるものです。
当然、期限には間に合わなくなってしまいます。

まずは、自分の見積もりがどれくらい正確かデータを取ることをお勧めします。ある仕事を完了するまでの予想期間と達成までの期間のデータを取り、代替自分は予測の〇倍かかるんだなというデータを持っていれば、無理な計画を立てて、苦しまず、自分はダメだと責めることもなくなるかもしれません。

納期に迫られ、焦っている状態では本来のパフォーマンスも出せません。それが原因で更に仕事が遅くなるという悪循環に陥ります。

是非とも現実的な計画で進めていきたいものです。

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