小説の依頼を考えている方にとって、最も気になるのは「実際にどれくらいの時間と手間がかかるのか?」ということではないでしょうか。
この記事では、小説依頼にかかる時間と労力について、具体的でリアルな情報を解説します。素人の方でもわかりやすいように専門用語を噛み砕いて説明しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
・小説依頼の全体の流れ
・小説依頼にかかる時間と労力とその理由
小説依頼の全体的な流れ
まず、小説依頼の全体的な流れを理解しましょう。通常、以下のようなステップを経て小説が完成します。
1.ヒアリング
2.リサーチとプロット作成
3.執筆
4.リテイク(修正)
5.納品
それぞれのステップについて詳しく見ていきます。
1. ヒアリング(時間:1~2日)
ヒアリングは、依頼者とライターが具体的な内容を確認するための最初のステップです。この段階では、赤堀の場合、以下の情報を明確にします。
・あらすじ:物語の概要や主要な出来事
・ジャンル:ファンタジー、ミステリー、ロマンスなど
・主人公の性別:男性か女性か
・視点:一人称(「私」や「僕」)か三人称(「彼」や「彼女」)
・R-18かどうか:成人向けの内容が含まれるか
・絶対に入れて欲しいシチュエーションや要素:具体的な場面や設定
・絶対に入れてはいけないNGなシチュエーションや要素:避けたい場面や設定
最低限、上記の項目を押さえておくことでプロットが作りやすく、プロットのリテイク回数が少なくなる可能性が高いです。細かいあらすじがあればあるほど作りやすいと言えるでしょう。
2. リサーチとプロット作成(時間:1週間)
ヒアリングの内容を基に、リサーチとプロット作成を行います。
この段階では、物語の骨組みを作り、具体的な展開を考えます。
・リサーチ:物語に必要な背景情報や設定を調査します。例えば、自衛隊が舞台の小説であれば
その仕組や歴史的背景などを調べます。
・プロット作成:物語の概要を5000字程度にまとめ、各章の主要な出来事を整理します。
3. 執筆(時間:2週間)
リサーチとプロットが完成したら、実際の執筆に取り掛かります。依頼された文字数に応じて、赤堀の場合、以下のようなペースで進めます。
文字数に応じた進行:2週間で完成するようにスケジュールを組みます。プロットの内容が複雑ではなく、文字数が5,000字の場合は3日程で終わる場合もあります。
4. リテイク(修正)(時間:1週間)
初稿が完成したら、依頼者からのフィードバックを基に修正を行います。
作家さんによって異なりますが、赤堀の場合修正の回数に制限はありませんので、依頼者が満足するまで何度でも対応します。
・フィードバック:依頼者から具体的なフィードバックを受け取り、必要な修正を行います。
・再確認:修正後の内容を依頼者に確認してもらい、さらに修正が必要な場合は再度対応。
5. 納品(時間:1日)
最終的に依頼者が納得した内容を納品します。
納品形式は依頼者の希望に応じて、電子データ(Word、PDF、メモ帳など)で行います。
依頼小説の合計時間とスケジュール
上記の各ステップを合計すると、小説依頼には約1ヶ月の時間がかかります。具体的には以下のようになります。
・ヒアリング:1~2日
・リサーチとプロット作成:1週間
・執筆:2週間
・リテイク(修正):1週間
・納品:1日
このスケジュールは余裕を持って設定されています。そのため1ヶ月以内で納品可能な場合もあります。
依頼小説が一ヶ月かかる労力の詳細
小説依頼には時間だけでなく、労力もかかります。具体的な労力の内訳を見ていきましょう。
1.ヒアリングの労力
・コミュニケーション:依頼者の要望を正確に理解するための細かな確認作業
・アイディアの共有:依頼者とライターの間でアイディアを出し合い、具体的な形にする。
自分の書いて欲しい理想を文章にするのが難しいお客様はたくさんいらっしゃいます。ここで諦めずにヒアリングをすることで、依頼小説の満足度を上げていきます。
2.リサーチとプロット作成の労力
・情報収集:必要な情報をインターネットや書籍から収集する
・プロット作成:物語の構成を考え、詳細なプロットを作成する
普段書いたことのない分野の依頼をされた場合、情報収集は本当に大変です。しかし、自分の妄想だけで物語を書いてもあやふやになってしまうのでここはしっかりと抑えておきましょう。
赤堀の実体験
昔、DMでこういう話を書けますかと相談され、依頼しますという流れになったので「プロットを作ったのでこれでOKなら依頼してください」とDMで送ったら「ありがとうございます」とだけ来て、それ以来音信不通になったお客様がいらっしゃいました。
プロットがダメだったのか、プロットだけで満足してしまったのかはわかりませんが、DMでのやりとりでプロット作成して送るのはトラブルになるなと勉強になったため、ヒアリングはDMでしてもそれ以降は商品購入後という流れにするようになりました。
3.執筆の労力
・集中力:長時間の執筆作業には集中力が必要
・創造力:物語を面白く、魅力的にするための創造力を発揮する
普段自分が書かないジャンルだったり、複雑な人間関係や設定縛りが多すぎる世界観だったりすると、執筆の労力が通常の数百倍になる可能性ってよくあります。
4.リテイク(修正)の労力
・フィードバックの反映:依頼者のフィードバックを正確に反映させる
・再確認:修正後の内容を再度確認し、必要な修正を行う
赤堀の場合、修正無制限なのでお客様が満足するまで修正します。なので遠慮なくここはこうしてほしいとハッキリ言っていただけると嬉しいですね。
まとめ
「小説依頼に対して実際にかかる時間と手間」について体験談を踏まえながら徹底解説してきました。以下、まとめになります。
・小説依頼には、ヒアリングから納品まで約1ヶ月の時間がかかる
・小説依頼には、各ステップで細かな作業と労力が必要
・依頼者が満足する作品を提供するためには、丁寧なコミュニケーションと高い集中力、創造力が求められる
今回紹介した内容を参考にして、小説依頼の流れと時間にかかる労力を理解すれば、スムーズに進められるのではないかなと思います。
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