色と光と波

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コラム
無色に見える光の中には無数の色が存在します。
赤や青や黄色も入っています。

それは、想像の中の話ではなく、
ニュートンのプリズムの実験で良く知られていることです。

たまにガラス越しに刺した光が、屈折して壁や床に映ると、
虹色が見えることがありますよね。
まさにあれです。

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色彩学を学んだことのある方は、光の加法混色としてご存知かと思います。
「光の三原色」とも言われています。

呼び方はともかく、光の中に全ての色があるということは、科学的にも証明されていますし、その理論を使って、私たちはテレビや映画など様々な技術の恩恵にもあずかっています。

科学的に光を捉えた人がニュートンであれば、心理的に色を捉えた人で有名な人物はゲーテです。

今では色彩心理学という分野も存在します。

真っ青な部屋と、真っ赤な部屋にいる時では、私たちの体温は変化するそうです。

どちらが体温が高くなると感じますか?



そうです。
赤い部屋です。

大抵の人は赤と感じたのではないでしょうか?

私達には知識として知らなくても
感じる力があります。

私達は色を感じることが出来るし、
色の意味も実は知っています。
無意識にその色を使って生きています。

色を知っているということは、「光」も知っているということです。

私は今、色の話をしていますが、
色が全てで、絶対と言っている訳ではありません。

音だって同じです。

つまり何を言いたいかといいますと、
共通しているのは「波長」です。

光がガラスを通して屈折すると虹になるのは
そこで波長の長さが微妙に異なって来るからです。

波長が短いと紫。波長が長いと赤。

紫より波長が短いと、紫外線。
それよりもっと波長が短いとエックス線。レントゲンで聞くものですね。

赤より波長が長いと赤外線。それよりもっと長いと電子レンジのマイクロ波。
それよりもっと長いとスマホやテレビの通信に使われる電波。


音だって、同じです。
救急車って自分に近づいてくる時は音が高くて、遠くに離れていくときは音が低くなりますよね。

それは、自分に近づいてくる時は音の波がギュッと縮まって、波長が短くなり、遠くに離れていくときは音の波が広がって、波長が長くなるからです。


話が回りくどくてごめんなさい。

何故こんな話をしたかというと、
色に限らず、私たちは波長の波の中で生活しているし、
言うなれば私たちも波長の一部で、色んな波と共鳴しあっているということです。

人と人の相性が合うというのは、波の共鳴具合とも言えるかもしれませんね。

で、私たちはそんな目に見えない波の中に存在しているのに、
色は私たちの目に見えているんですよね。

私達は全感覚の8~9割ほどを視覚情報に頼っているそうです。

ということは、逆にそこを使うと何だか効率的な気がしませんか?

色は当たり前に私たちの周りに存在していますが、
その色を自分の為に効果的に使うことも出来ると思うのです。







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