コント「甲子園球児」
記事エンタメ・趣味
「監督の挨拶」
〇青い空と入道雲。蝉の鳴き声
〇ブラスバンドの演奏と歓声がフェードイン
〇甲子園球場、そのロッカールーム
〇ルーキーズの様な、柄の悪い部員たちがうなだれている。
〇重い、険悪な雰囲気
〇若い監督が爽やかに話し出す。
監督 ：いい試合だった！俺は感動した！半端者のゴロツキだったお前たちが汗と泥にまみれて白球を追う姿。スタンドで応援してくれた全員が、お前たちのことを見直したはずだ！お前たちは最高の高校球児だ！
部員１：やめろよ！
監督 ：いや、言わせてくれ！いいか、お前たちがこの野球を通じて得たものは今後お前たちの人生で必ず役に立つ！
部員１：やめろって言ってんだろ！
監督 ：いや、言わせてくれ。新任監督の俺は、何度も采配ミスを犯した。だが、お前たちはそんなこと物ともせず、精一杯プレーしてくれた！社会に出たら沢山理不尽な目に遭うだろう。でもお前たちなら乗り越えられる！
部員２：いい加減にしろ！！やめろって言ってんだろ！もう、うんざりなんだよ！
部員３：うるせーなー！！
〇ロッカーを蹴る部員３
