阿修羅ワークス開発日誌 やっぱりStripe Connectかぁ…の巻

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IT・テクノロジー
Stripe Connect勉強しています。
Stripe Connectとはなんぞや?

Stripe Connectとは売上を分配できるサービスです。
と、まぁ、一昔前のSEOみたいな書き出しですが、平たく書くとココナラとかランサーズ、アフィリエイト・サービス・プロバイダ的なサービスが構築できるサービスです。

なんで勉強することになったのかというと、マッチングサイト構築用のツールを作ったはいいけれど、それだけだと用が足りないことが多かったからです。
マッチングサイトを作りたいというクライアントの本音というか助平心としては、場を提供して手数料をとりたい楽したいに尽きます。

マネタイズとしては、サブスクとか都度決済という方法があるんですが、正直誰も金払わないよね。
(無償のボランティア系のマッチングサイトは別です)

なんでか?
2つ理由がある。

1つは、金を払わなくても他に無料のサービスがある可能性
1つは、効果が期待できない可能性

前者は説明するまでもないと思うけど、後者の場合、最初から登録者が多いわけではないから、特にマッチングサイトだと需要と供給のいずれかが偏っていると足元を見られてしまう。
あるいはまったく登録者がいなければ、そもそもマッチングしなさそうだから誰も登録しない。

ということは、サービス開始直後からある程度の登録者がいなければ続いて登録してくれるユーザーもいないんだよね。
それが最初から有料とか課金ありの前提だとなおさらだ。
ところが、Stripe Connectを導入すると変わってくる。

例えばこんなことができる。
基本的には、売る人(需要)も買う人(供給)も無料で登録する。
売る人は商品を登録して、買う人はその商品を買う。
決済はもちろんStripeだ。

サイトオーナーは買う人から一時的にお金を預かり、手数料を引いた額を売る人に振り込む。
この一連の流れをStripe Connectは代行してくれる。
もしStripe Connectを使わないとどうなるかというと、

1.売上金を預りそこから手数料を引く。
2.締日に売る人の口座へ売上金を振り込む。
(他人の金を預かるので供託金も必要となる)

これが何百、何千件とあるとめちゃくちゃ大変なことになる。
そこで、いつ誰が誰からなにをいくらで購入したかを顧客管理ソフト使って管理して、締日に銀行に振り込むためのバッチ処理を依頼するシステムを構築する必要がある。

会社の給料を社員に振り込みするシステムと似ている。
マッチングサイトの他にこういったシステムを自前で持つ必要がある。
となれば、開発費も莫大になる。

しかし、Stripe Connectを使うとこの辺の面倒なことを色々とやってくれる。
しゅごい。

もちろん、Stripe Connectでサービスを開発するコストは掛かるんだけれど、一から開発するよりはマシだ。
なによりマッチングサイトの最初の課題である登録を基本無料にすることができる。
ユーザー同士に売り買いを任せて、そこから手数料だけを頂く、なんてことができてしまう。

まぁ、依然としてウェブサービスが完成してもそれをどうやって宣伝し広めていくかといった問題は残るんだけれど、個人レベルでこういったことができるようになったのは大きいなと。
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