いつ補助金は振り込まれるのか！？持続化補助金の実績報告について

持続化補助金などの補助金は、採択されるまでももちろん重要ですが実は「計画が採択された」ときから、補助金が実際に口座に入るまでかなり長い時間がかかります。

簡単な、流れは以下の通りとなります。

※こちらは持続化補助金のケースです。その他補助金では下記の流れも変わりますのでご注意ください。

①補助金申請

②採択発表　

③事業実施

④実績報告

⑤着金

順番に見ていきましょう。

①補助金申請について

こちらが、補助金の活用を考える際のスタート地点となります。投資したい内容や、自社の紹介等をしっかりと計画書に落とし込み補助金申請を行います。

補助金には、各募集回ごとに申請の締切日が設定されていますので、その期日までに申請を行います。

申請後は、結果発表まで待つのみとなります。その内容に関してヒアリングがあったりなにか連絡があるものではありません。ひたすら、合格発表を待ちます。ちなにみ合格発表の日も明確には決まっておらず、大体、申請締め切り日から２～３ヶ月後の発表が多いです。

②採択発表

採択発表は、持続化補助金のHPに掲載されます。HPで確認するのが一番早く確認できます。X(旧Twitter)などのSNSで「発表されました」と色々な士業の方なので発表されていますので、こういったSNSを通じて情報を得るのも良いかと思います。

さて、採択が発表され、その採択者の中に自身の会社や屋号があるかを確認します。ここに名前があれば「合格」ということになりますので、事業を実施できることになります。

※但し、持続化補助金では申請上に修正すべき不備がある状態での採択ということがあり得ますのでオンライン申請の方は、ログインし状況を確認してください。郵送申請の方は、実際に事務局から郵便物が来るのを待ってください。

※万が一、不備がある状態のまま、先に購入等を進めてしまうと、補助金がおりません。ここはかなりシビアですので、必ずご自身の状況を確認してから進めていきましょう。

③事業実施

②の採択発表後、不備もなく事業開始の日が事務局から通知されていれば、事業を行ってOKです。ここでいう「事業」は、事業計画書で記載した補助金を使って行いたい投資ということになります。

ですので、〇〇を買いたいという計画であれば実際の購入へ、店舗を改装するといった内容であれば実際の工事へ進んでいくこととなります。

ここでも、支払いは現金払いはＮＧであったりと細かい注意点が多くあります。必ず事務局が作成している注意事項を確認しながら進めてください。

繰り返しになりますが「これくらい大丈夫だろう」と現金払いにしたり、少し内容を変更したりすると補助金が全く下りない可能性があります。気になる点があれば、必ず事務局に確認しながら進めてください。

④実績報告

事業が全て完了した後は、実績報告を行います。期限が定めらえておりますので全て完了した後は速やかに報告してください。

事務局所定の書類に加えて、見積書や発注・契約書、納品書や支払いの証拠などを取りまとめて報告することになります。

こちらも、それぞれの経費項目毎に必要な書類が定められていたりしますので、しっかりと確認しながら進めてください。

⑤着金

④の実績報告の段階で、何度が事務局と不備対応を行うことになるケース多いです。全て修正し、実績報告が承認されれば最終補助金の支払いの申請となります。④までクリアできれば、後は待つのみとなりますので着金を待ちましょう。

まとめ：補助金が入るまでどれくらいかかるか

補助金が入るまでの期間ですが、実際は事業者によって③と④にどれくらい時間がかかるかも違う為、一概にまとめるのは難しいです。

特に③の事業実施部分は、計画によって必要な実施期間もバラバラかと思います。

参考までの目安としては、以下をご確認ください。機械や設備を買うという事業で、補助金申請してケースで記載しています。

①補助金申請　2023年2月20日　締切分に申請

②採択発表      2023年4月27日　採択発表　不備なし

③事業実施　　2023年6月15日までに機械等を購入し、支払いも全て完了

④実績報告　　2023年6月30日までに見積書や契約書を整理し、実績報告

⑤着金　　　　順調に進んで、2023年8月中旬～9月中旬くらいに着金　

　　　　　　　※10月以降になる可能性も十分あります。

この様に、補助金は申請から実際に着金するまで時間がかかります。この間、申請や報告の作業が必要となりますので、多少手間がかかることもご理解の上、申請いただけると良いかと思います。

弊所では、事業計画書の作成やお電話のご質問対応も承っております。

是非、お気軽にお問い合わせください。