正論=正解ではない その意見 求めていません

記事
マネー・副業
おはようございます、鳳堂 志幻です。
今回の「正論=正解ではない、その意見 求めていません」の内容は、創作者に対するアドバイスや意見・感想の難しさについてです。

私は普段はココナラでは物語創作のアイデアを提供するサービスを行っています。興味がある方はご確認ください。

■はじめに

物語や作品へのアドバイス・意見・感想は、簡単でもあり同時にとても難しいです。
それはどういう意味でしょう。

読者としては、作品を読んで作者に色々と言いたいことがあるかもしれません。しかし、作者はそれを望むでしょうか?

これは作り手になる経験がないとわからないことかも知れませんね。大袈裟に言えば、作品は作者にとって自分自身であることが多いのです。

自分の分身である作品に対して、褒められるのならば良いとしても貶されると深く傷付くことがあります。

「100高評価」よりも「1低評価」を気にするのが作家です。繊細な生き物なのです。

それでは、「正論=正解ではない、その意見 求めていません」について説明していきます。


1.相手が求めているか?

作品にアドバイス・意見・感想をする際に、一番重要なことは相手が求めているかということです。

相手が必要としていない場合には、提案された意見がどれだけ正しくても不正解になってしまいます。
余計なお世話というものです。

中には、「作品をより良くするために意見してやっているのに向上心のない作者だ」と考える人もいるかもしれません。
しかし、作家は馬鹿ではありません。むしろ、自分の考えを作品として表現できるので賢い人が多いです。

なので、読者が提案したアイデアなどは既に考えて却下されたものである場合がほとんどなのです。
ただ却下されたから悪いアイデアだというものではありません。その作家にとっての世界観や作品の方向性に合わないというだけに過ぎません。

もし、自分が提案したアイデアが本当に優秀だと思うなら、別の意見を求めている作家に提供したり、自分で作品を書いてみてはどうでしょうか?
書いている内に、実は大したアイデアではなかったと気付くかもしれません。

また、相手が意見を求めていると主張していても褒めて欲しいだけの作家もいます。そういう人には、良い点だけを伝えるのが無難です。

では褒めるのであれば何も気にしなくてもOKか? という疑問が生まれますがそれも難しいです。特に具体的に褒める行為は危険を伴います。

人を評価するという行為はその性質上、上からの立場で下の者の能力や性質を判断するという意味合いがあるからです。

作家の中には、「初心者が俺を偉そうに評価しやがって!」と考える人も少なくないでしょう。

例えば、異性に「美人だね」とか「イケメンだね」と曖昧に褒められると嬉しいですが、「86点だね、鼻が惜しい」とか「95点、あと5点でパーフェクト」などと具体的に評価されたら何だか腹が立ちますよね。
「お前何様?」、この一言に尽きると思います。

なので、褒めるのも難しいという話でした。

結局は、相手に合わせてアドバイス・意見・感想をしましょうということになります。最初に意見を求めているかどうかを冷静に見極めましょう。

作家は作品の神でもあります。
触らぬ神に祟りなし」ということを忘れずに。

2.自分の考えの押しつけになっていないか?

作品に対してアドバイス・意見・感想をして、作者に喜んで貰えたりアイデアを採用されたら嬉しいですよね。

純粋に作品を楽しんで感想を伝えるだけなら健全ですが、意見やアイデアを提案して自分の考えを押しつけるようになってしまうと危険です。

読者が作家を支配する映画に『ミザリー』という作品があります。
興味がある方は観てみてはどうでしょうか。
rapture_20230310101332.jpg


作品は作家のものです。作家の考えた世界観やキャラクター、ストーリー・テーマを読者が楽しむものです。

自分が満足する、納得する物語を求めるのであれば、自分で書けば良いだけの話です。

もちろん、作家は読者のために書きます。それは読まれるためです。ですが、読者が作家にあれこれと注文するのは間違っています。

いわゆる『お客様は神様です』問題ですね。

店員がそういう考えを持つことは立派ですが、客が偉そうにするのは違います。

しかし、作品を読んでいて矛盾点やもっと良いアイデアが浮かぶという人もいるでしょう。
それは『岡目八目』(第三者には、当事者よりもかえって物事の真相や得失がよくわかる)だからですね。
物語を作っているとどんどん視野が深く狭くなっていきます。だからこそ、神は細部に宿ると言われるわけです。
一方で何でこんな簡単なことに気付かなかったんだ? ということも作家には多いのです。

だからこそ、作家は最初に編集者や家族や友人に最初に作品を見せるんですね。

なので、矛盾点やアイデアが浮かんだ場合は、
①作家や編集者の見落とし
②自分の認識の誤り
――のどちらか考えて①の場合は進言しても良いかもしれませんね。
プロの作家には無視されると思いますが、アマチュアの作家の一部には喜んで貰える可能性もあります。

あ、ネット小説の誤字脱字は教えてあげたら喜ばれると思いますよ!
誤字脱字は明らかな不正解だからですね。


3.お金を貰ってアイデアの提供をしよう!

1.相手が求めているか?
2.自分の考えの押しつけになっていないか?

この二つの要素を解決する方法があります。
それは、お金を貰ってアイデアを提供するというものです。
私はココナラをオススメしています。

映画『ダークナイト』
ジョーカー「得意なことは、決してタダではやらない」
The Joker: If you're good at something, never do it for free.
※何かが得意なら、タダでやってはいけません。
rapture_20230310124653.jpg

それぞれ見ていきましょう。

まず、1の「相手が求めているか?」問題ですが、購入者はお金を払ってまでアイデアが欲しいわけですから、「かなり求めている」といえますね。

私のサービスでは価格が10,000円と比較的高めなので、熱烈にアイデアを求めている購入者が多いです。
ちなみにアイデアの量よりも質を求めている方が多い印象です。そもそも、購入者も作家な時点でアイデアの量を出すのは得意だからですね。

2の「自分の考えの押しつけになっていないか?」という問題ですが、これは注意が必要です。
購入者に完成作品または現在構想中の作品を見せて貰うことになりますが、読んでいて思いついたことをそのまま伝えれば良いわけではありません。

基本ですが、「相手が求めているものを提供する」という大原則を忘れないでください。

なので、相手が欲しいアイデア、また解決して欲しい問題解決策などを提案する様に心掛けてください。
出来るだけ元の作品の良いところを活かす方法を選ぶことがコツです。

アイデアを提案する際には、出来るだけ具体的に例を出してあげること。抽象的な言葉だと解釈によって意味合いが変わり、本来伝えたい情報と異なる恐れがあります。
そのまま採用にならなくても、イメージを相手に伝えることは重要ですから具体性は大事です。


■おわりに

作品を読んでいると、良いたいことやアイデアが溢れてくる」というタイプの方も、お金が発生するとなると責任が出てきます。適当なことは言えません。
仮に10,000円で出品するとなると、自分のアイデアに10,000円の価値はあるのか? と尻込みしてしまうかも知れません。

ですが、もしあなたが本当にアドバイスや意見・感想を伝えることが好きなのであれば、ココナラでサービスを始めるのは一石二鳥になるはずです。
初めは低価格から初めて、徐々に値段を上げていくと良いでしょう。
値段=提案するアイデアの自信」です。

ちなみに私は無料(今はできないかも)から始めました。
ですが、サービス内容は10,000円の今と変わりません。
常に全力で取り組んだことで、今では当時よりも能力が上がりました。

勉強してから稼ぐのではなく、稼ぎながら勉強する」のが一番成長に繋がります。

好きなことを仕事にして、同時に社会貢献もしましょう★
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す