あの物語はハッピーエンド? それともバッドエンド?

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おはようございます、鳳堂 志幻です。

今回は物語の種類についての説明したいと思います。
――といっても、今回注目するのはラストの部分です。

そう、物語がハッピーエンドかバッドエンドか? という問題です。

意外とハッピーエンドかバッドエンドかという判断は受け手によって異なります。意見が分かれるんですね。

なぜ、意見が分かれるのか? というと物語を見る視点が違うからです。
客観的か、それとも主観的かという違いです。

大きく分けて3タイプあります。
1.主人公が不幸な目にあっても、
  目的を達成すればハッピーエンド(主観的)
2.主人公が不幸な目にあっても、
  本人が幸せに感じていればハッピーエンド(主観的)
3.主人公が不幸な目にあっている時点で、バッドエンド(客観的)

いやぁ、様々な意見があるもんですね。
また、ビターエンド(ほろ苦い終わり方)という概念まで組み込むと意見がさらに分かれます。

確かにハッピーエンドといわれても、幸せの定義は人により異なりますもんね。

例えば、自分が毎日質素な生活をしているとして、貧しいながらも飼い猫と過ごす一時に人生の幸せを感じているとしましょう。

そこに現れた第三者が「あなたは貧しいから不幸だ!」と決めつけてきたらどう思いますか?

いや、私は私の幸せがある」と言い返したいですよね。

そう考えると、物語の主人公が幸せかどうかは、その主人公の視点で考えるべきかもしれません。

しかし、その主人公が洗脳や病気などが原因で正常な思考ができないができないならば話は変わります。
思い込みによって一般的には不幸な状態を幸せだと勘違いしているなら、それは幸せだと言えないでしょう。

さて、本題です。
「マッチ売りの少女」はハッピーエンドでしょうか?
それともバッドエンドでしょうか?

有名な物語なのであらすじは省きます。
私はバッドエンドだと考えます。
理由は幻想の中に希望を見出すという構造そのものに悲劇性を感じるからです。

もちろん、異論はあるでしょう。
幻想の中でとはいえ温かい環境で、大好きなおばあちゃんと一緒に過ごすことができたのですから。

あなたはどう考えますか?
こういった問題提起になっている時点で、名作なのかもしれませんね。

最近「ミッドサマー」という映画を観たので、ハッピーエンドかバッドエンドかについて記事を作りたくなりました。
Amazonプライム・ビデオで無料で観れるので、是非観てください。

そしてこの作品がハッピーエンドかバッドエンドかを考えてみてください。
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