プレゼン資料の適切な予算は?

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ビジネス・マーケティング
ビジネスクリエイティブの松丸です。
主に「ビジネス代行・コンサル・士業」で、ビジネス資料の作成を承ってます。

今回は、資料の作成を外注した時、予算についてどう考えたらいいか、私の個人的な意見を書いてみますね。

いやさすがにお客様から「適切な予算はいくら?」と聞かれることはないのですが、個人起業家の知人や副業を目指す人によく質問されてます。

確かに知っておきたいことの一つですよね。

手に入れようとしている成果は何か

個人の方が、

「自分が作るより良ければOK」
「時間がないので代行してくれる人を探したい」

というレベルで発注する場合なら、支払い可能な額、自分が納得できる額が適切な予算でいいと思いますよ!

・自分に何が必要なのか
・自分が手に入れようとしているものは何か
・出せる金額はどれくらいか

これらを現実と擦り合わせていきます。
思うようにならないこともあるでしょうが、少ない額で多くを得ようとするとトラブルにつながることもあるので、相手と条件をすり合わせる意識はとても大事だと思います。

企業、あるいは起業家が、

・資金調達や営業の成功率を上げるためのツール

としてプレゼン資料・ビジネス資料を開発する場合は、投資として、目標から逆算して予算を決めていくことになります。

個人の方でも目標に至るための投資として資料を作成するケースはもちろんあります。
時々、転職の際のプレゼンテーションの作成を依頼されることがあるのですが、40代以上の転職で、有名企業や注目企業、人気企業に挑戦される方は、かなりの額を投資される傾向があります。

成功した場合のリターンを考えれば確かにある程度投下しても問題ない・・

そしてそこまでして転職に挑む人は少ないので、勝率は確実に上がります。
ほんと考え方次第ですね!

ビジネス資料の価値

時々「パワポでお金もらえるの?」的なことを言われることがあります。

私の推測ですけれど、誰もがパワーポイントを使ってなんらかの書類を作っているために、価値があると思われていないのかなーと。

でもその一方で、わかりやすい説明ができる、おもしろい解説ができる、ということがものすごく評価される時代になっています。

・「わかりやすく情報整理がされており、目に快く、事業のビジョンを伝える適切な書類」には価値がある
・だけど所詮パワポ資料でしょ
この二つの間でブレるから予算感が持ちにくくなるのではないでしょうか。

何十万も何百万もかける必要はありませんが、パワポの資料作成を頼む、ではなくて、手に入れたい成果のために投資する、という視点で考えてみてください。

私は広告・広報・通販・雑誌・パッケージなど様々な仕事をしてきましたが、パワポ資料作りがそれらと比べて簡単とはまったく思いません。
普通にクリエイティブ💦

会社員だった頃、提案を受ける立場だったこともあります。
優秀な方が弁舌さわやかにプレゼンをしてくださるんですが、提案された資料がわかりにくい・集中しないと脳に全然入ってこない・疲れる、ということがよくありました。

あの時の、なんでこんなことになってしまうのか??という気持ちが、現在の仕事の原点の一つかもしれません。

普通に考えてみる

基本的にクリエイティブワークを依頼する場合、料金は、
作業者の時給 x 作業時間
で換算されます。

つまり、それなりのクオリティを出そうと思うと、それなりの投資が必要になります。

個人的には、プレゼン資料予算の目安は、売上や調達資金の目標額の1〜5%が適切な額ではないかと思っています。

目標の売上(あるいは調達額)が2000万円でしたら、プレゼン資料の製作費は企画から入って10-50万円。

目標額が高くなると、表現の突き詰め度・資料としての精度も高くすべきですが、かといってビジュアルの追求をしても、BtoBで効果はありません。

経営者やビジネスリーダーは衝動買いをしませんからね。

そうすると予算をかけすぎるのも適切ではない、ということになります。

10〜50万円ですとだいぶ額に幅がありますが、これは個人に依頼するか、デザイン会社に依頼するかの幅だと思ってください。

デザイン会社や制作会社に依頼した場合は、目安として個人に依頼した場合の3〜4倍になるはず。

ココナラでは資料開発には、5000円〜1万円が相場。

プレゼン資料をデザイン会社に依頼する場合の表向きの価格は1ページあたり3〜5万円となっています。

最後に

せっかく外注までするのでしたら、なんとなくの価格で考えるのではなく、成果を得るための投資と考えてみてください。

まだ多くの人はビジネス資料の価値について十分認識していないので、投資効果は高いと思います。

企画からのご依頼だと高くなります。
でも企画・構成からのご依頼がほとんどです。

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