プレゼン資料の適切なサイズは?

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。松丸です。

ビジネス資料作りにおいてお客様からよく寄せられる質問に、ブログでお答えしております。
今回のテーマはちょっと地味なんですが、資料のサイズについて。

お客様のこだわりが伺えて、私的には興味深いテーマ😊
なのですが、普通は資料のサイズなんて問題にも感じていない、というか意識すらしていないのではないか…と思います。
しかし大事なテーマですので、一つ語らせてくださいませ。

仕様による

現在のビジネス資料のサイズは以下の3種類のうちのどれか。
資料サイズ@2x-100.jpg
4:3(スタンダード、標準)
昔のブラウン管モニタ、写真のサイズ。正方形に近いです。
セミナー会場の設備によってはこのサイズのことも。

16:9(ワイド)
現在のディスプレイサイズ。かなり横長。
現在はこちらが主流。

A4サイズ
用紙サイズ。お手元資料として配布する、先方に置いてくるタイプの資料の場合はこちらがおすすめ。

この中からどれを選んだらいいのか、といいますと、
①会場の仕様による
②想定されるターゲットの使用の仕方による
③自分で決める

① セミナーやプレゼンの場合は会場、あるいは先方からサイズ指定があると思いますので選択肢はありません。
指定を確認しましょう!

②営業資料などは、ターゲットの行動を想像して最も効果があるサイズを探していきます。

16:9の場合、ディスプレイで見られることが基本ですから、デジタル系の会社はあえて先進性を感じさせるこのサイズにして印象付けるということも狙えますし、リスト取りのためのホワイトペーパーのような場合はプリントアウトされない可能性も視野に入れて16:9で最適化して作っておくでもOKです。

逆に地方自治体がターゲットの場合は、会議や稟議等で共有されたときに見やすいようプリントアウト前提→A4サイズの方が良いと考えることもできますよね。

営業資料の場合、営業がプリントアウトした紙を見せながら使用する、客先に置いてくる、ということも多いと思います。
その場合はA4がお勧め、ということになりますね。

HPからダウンロード用に設置しておくなら16:9がお勧めになります。

③は自分にとって納得のいくサイズにすること。
A4サイズというサイズ自体に飽きた、古臭く感じる、A4サイズで資料を出されると年寄りと言われているようで面白くないという人もいれば、サイズのことなんか気にしたことがないという人もいます。
サイズに関する感性は人それぞれ。
だからこそ、自分がどう見せたいか、あるいは企業としてどういうスタイルを打ち出しているか、主体的に決めていくことも大切です。

最初に確認する・決める、そして揺るがない

サイズ決めで大切なのは、なにより、最初に仕様を確認することです。
で、決めたら揺るがないのも大事。

ご依頼でも、時々、完成間近、あるいは最終確認で、サイズを変えたいというお申し出をいただくことがありますが、サイズ変更は多分みなさんが思うよりも手間がかかります(当然ですが、ご依頼の場合は有料になります)。

最初に確認し、決めておくこと、その理由を上司や周囲にきちんと説明できるよう整理しておくことで、作業時間も費用も削減することができます。

資料のサイズは資料の土台ですから、ここで揺るがないよう意図を固めておく!ということを、覚えておいていただけると嬉しいです😊

まとめ

資料サイズは
・4:3(スタンダード、標準):ブラウン管モニタサイズ
・16:9(ワイド):現在のディスプレイサイズ
・A4:プリントしての使用を想定している場合はこちら
の3種。

想定される使用方法や、印象付けたい方向性、自分が納得できるサイズなどから考慮して決定し、揺るがないようにしましょう。

個人的な感覚ですが、2020年ごろまではA4サイズが、最近は16:9が主流になっていると感じています。
ペーパーレス&リモートワークの時代ということもあるでしょうね。


●こちらのテンプレートはA4サイズで作ってます。
この記事を書いたら16:9版も出さねばって思いました。
ビジネス資料でよく使用される要素を30スライド分にまとめてます。
あるあるなページはこちらから引っ張って、事業のコアの部分の作成に集中してもらえれば嬉しいです。
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