一点投射の消失点への旅③

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南米から帰って2日後には東京の地下鉄の駅で大学行きの電車を待っていた。

するとこんな風に駅のプラットホームが見えました。

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ただ直線だけの空間。

消失点(中心点)から放射された直線で、天井も壁も床も線路も構成される。

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それが違和感に感じられて、それを写真に撮ってみました。

それから隣の駅で降りてまた同じく、プラットホームの端に立って

同じ様に反対側の写真を撮ってみると、また異なった風景が

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そんなことを繰り返していたら、田園都市線の全ての駅の写真を撮ってしまい

次は半蔵門線/千代田線/銀座線/丸の内線/東西線/有楽町線/日比谷線と

この写真を撮ることがライフワークになってしまいました。

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なぜこれに南米の後に夢中になったのか、写真を撮り続けて気付きました。

南米では常に舗装も不十分な道をクネクネと歩きバスで山を登ったりして

直線だけの世界に逆に違和感を感じる様になったからでした。

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直線とは点Aから点Bまでの最短距離で、いかに効率的に人やモノを運ぶか。

そのためのデザインで都市は直線で溢れています。

逆に田舎や自然は、木の有機的なデザインなど曲線に溢れています。

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木の写真はその後狂った様に撮り始めるのですが(Instagram : oignonsho)

この時も駅のプラットホームは狂った様に撮りまくり

気づいたら東京の駅全てのプラットホーム(反対側も)を撮り終えて

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大阪・京都・名古屋・仙台・福岡・札幌と地下鉄のある全ての街に出向き

全ての駅のプラットホームの写真を撮って帰るという旅をしました。

気付くと日本の地下鉄の写真を撮り終え、そして大学を卒業していました。。

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本当は芸大の大学院に行こうとしたのですが、叶わず

諦めて留年して就職活動しようとしたら、間違って卒業してしまい

晴れて無職になった後、海外の駅の写真を撮り続けようと旅に出ました。

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学生の時に、アメリカの西海岸を周る旅(ブログ①)をしたので

今度は地下鉄が沢山ある東海岸を周りました。

では次はその旅の話をしようと思います。

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