【Biology SL】今日5/3の過去問(生態学)

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こんにちは。
Biology SL/HLの指導経験がある桜井です。
このブログでは、IBのBiology SL/HLの過去問を紹介し、IB生の勉強をサポートしていきます。
「自分の解答を採点してほしい!」というご希望がありましたら、ぜひご依頼ください。

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では今日は「生態学」について、やっていきましょう。

問題①
二酸化炭素に加えて、これらの温室効果ガスのうちどれが最も重大な影響を及ぼすか。
A. メタン
B. オゾン
C. 窒素酸化物
D. 水蒸気

問題②
食物連鎖において栄養段階の数が制限される理由を簡単に説明しなさい。[1]

<答えはスクロールしてください>
下の写真は地球が全体的に寒冷化で凍り付いた「全球凍結」です。
地球温暖化とは逆のことが過去に起きていたのは驚きですね。
zenkyu-touketu.jpg


<答え>
問題①二酸化炭素に加えて、これらの温室効果ガスのうちどれが最も重大な影響を及ぼすか。
答え:D. 水蒸気

★解説
温室効果ガスは二酸化炭素だけでなく複数種類あります。地球への温度に与える影響について、大きさ順に並べると以下の通りです。
 水蒸気>二酸化炭素>メタン>窒素酸化物
二酸化炭素の次はメタンと答えたくなりますが、問題文では「最も重大な影響」と書いてあるので答えは「水蒸気」です。

問題②
食物連鎖において栄養段階の数が制限される理由を簡単に説明しなさい。[1]

答え
栄養段階間のエネルギー損失
または、ある栄養段階がもつ一部のみが次の栄養段階に移動するため。

★解説
1点問題なので、長く説明する必要はありません。
一部の物質(エネルギー)のみが、次の栄養段階に移ることが書けていればOKです。
このことをもっと具体的に言うと、
生産者から一次消費者に移るエネルギーは、生産者(植物)のうち食べられた量のみが移動します。食べられた量以外にも、枯れてしまった量や成長として残っている量があり、一次消費者に移動したエネルギー量はほんの一部です。
このため、栄養段階が上がっていくほど、利用できるエネルギー量は減っていき、栄養段階は多くても3次か4次ぐらいまでしかありません。

いかがでしたでしょうか?
ブログを読んでくださり、ありがとうございました!
次回もよろしくお願いします。



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