こんにちは。
Biology SL/HLの指導経験がある桜井です。
このブログでは、IBのBiology SL/HLの過去問を紹介し、IB生の勉強をサポートしていきます。
「自分の解答を採点してほしい!」というご希望がありましたら、ぜひご依頼ください。
(もちろん当ブログだけでも十分な勉強になるようにします!)
では今日は「生化学」について、やっていきましょう。
問題①
アミノ酸がつなげられ、ポリペプチドができるのはどこか?
A. 核
B. 核小体
C. ゴルジ体
D. リボソーム
問題②
シス脂肪酸とトランス脂肪酸について比較し、比較・対比しなさい。[2]
<答えはスクロールしてください>
<答え>
問題①
アミノ酸がつなげられ、ポリペプチドができるのはどこか?
答え:D(リボソーム)
解説:アミノ酸がつなげられるのは翻訳であるため、リボソームで行われます。
DNAを写し取る転写は、核で行われます。
問題②
シス脂肪酸とトランス脂肪酸について比較し、比較・対比しなさい。[2]
★答え
a.両方とも不飽和脂肪酸である。
or 両方とも2つの炭素原子が二重結合により結合する。
b.2つの水素原子について、シス脂肪酸は同じ側にもち、トランス脂肪酸は反対側にもつ。
or シス脂肪酸はトランス脂肪酸よりも融点が低い
or シス脂肪酸はねじれ、トランス脂肪酸はねじれない
※図を描いて表現しても可
★解説
・「比較・対比しなさい」は共通点と相違点の両方を求められる指示用語(コマンドターム)です。
・シス脂肪酸は形がまっすぐになりにくいため、分子同士で結合しにくい性質です。
⇒つまり、分子同士が固まりにくい
⇒結果として、融点が低くなる(簡単に分離する)、
血液でも固まりにくい(健康に悪影響を及ぼしにくい)
いかがでしたでしょうか?
脂肪酸は、化学構造を描けるようになるのも重要です。
ブログの閲覧ありがとうございました!
次回もよろしくお願いします。