そうそう、停電といえばソーラー電卓で苦労しました

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コラム
 1992年当時のカンボジアの首都プノンペン、停電が頻繁で半日電気がないとか、2日間まったく電気がないとかいうのもザラでした。
 しかも治安が非常に悪くて夜中に1回位は銃声が聞こえたものでした。

 そんな中、私が所属するNGOが受けていた政府の補助金の決算報告を明日の朝までにしなければならないということで、昼間電気がなかったけど夕方電気がきたので、夕食をさっさと済ませてさあ、仕事片付けよう!と思ったらまた停電!
 この時まだ前回のブログで書いたようなPC98を持ち込んでなくて、電卓で計算して「ワープロ」に打ち込むという作業をしなければいけませんでした。
 ワープロなんて今の若い人たちは知らないかもしれませんね、パソコンの前に流行った文字を打ち込んで印刷するだけのものですが、プリンタ内臓でインクリボンカートリッジを交換して、文字打ち込んですぐ印刷できるのはスグレモノでした。

 ただ、計算機能はないので、電卓で計算したものを打ち込むことになるわけですが・・・ワープロはバッテリーがあるのでよいとして、電卓の内蔵電池が切れてて、太陽電池しか使えないのですが、明かりがないことには電卓が動いてくれないわけです。
ro-soku.jpg

 こりゃ電卓に数字が浮かび出るまでローソクを立てるしかないわけで、
  1本、2本、3本・・・
 まだ点かない・・・
  5本、6本、7本・・・
 まだ点かない・・・
  9本、10本・・・
 おっ! 点いた!!!
 喜び勇んで仕事再開したのですが

 あ・・・暑いいいっ!!!!!

 まあ当然ですが、タダでさえ熱帯夜の暑さに加えてローソク10本分の火力は侮れなかった!
 汗をダラダラ流しながらもなんとか決算書類が完成した直後に電気が戻った時には思わず電卓をローソクに叩きつけたくなったものです。
ro-sokuta.jpg

 皆さんも真夏の夜にローソク立てすぎると危険ですのでくれぐれもご注意くださいね。



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