希望の転職先をどうやって見つけるの?

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コラム

転職先を探す際に、

「希望の転職先をどうやって見つけるの?」

というテーマについてお伝えできたらと思います。

見学に行ってみたけど
イマイチ合わなそうだった…。

という方もいらっしゃいます。

私としては「合わなそうだった」という感覚は
すごく大事にして欲しいと思っています。

というのも、「合わなそうだった」の中に
あなたが大事にしている価値観があるからです。

なぜ合わなさそうだと感じたのか。
あなたはどういった働き方がしたいのか?

「合わなさそう」と感じたからこそ、
よりあなたの価値観が明確になります。

そして、その価値観にもとづいた企業選びを
してみることこそが、
より良い職場につながります。

これはある機能訓練指導員さん(Hさん)のお話です。
その方は、以前もデイサービスで勤めていた経験が
あったので、今回もデイサービスを希望していました。

私と共に見学に行った施設さんは、
大型の施設さんで1日に100名ほどのご利用者さんが
いらっしゃり、機能訓練に力をいれていらっしゃいました。

1人1人に対応するというよりは、
10人〜20人のご利用者様に対し、
前に立って体操の指導をしたり、
見本を見せたりという業務がメインでした。

施設長の説明の中でこんなお話がありました。

「施設さんで良くやっているレクリエーションの中に、
 折り紙を折ったり、絵を描いたりというのがあるかと
思いますが、うちは体を動かすことをメインでやっている
のでそういう指を使ったような細かい作業的なものは
ないんです」

とお聞きしました。

見学が終わり、帰り道でHさんに
「どうでしたか?
Hさんの働きたい働き方が出来そうですか?」

とお聞きしたところ、

「勤務時間やお休みなどは、希望の通りなのですが、
一点、気なったことがありました。

私、以前のデイサービスで、折り紙を利用者さんと
折ったり、ハサミを使って飾りを作ったりするのが
好きだったんです。

そういうのが出来ないというのがわかったのと、

お一人おひとりに接するというよりは、
団体に対して接するほうがメインなんだなと
いうのが分かって…

私、お一人おひとりにしっかり接したいんです。
なので、ちょっと違うかなって思う気持ちが出てきて…」

と仰いました。


Hさんは「やりたいことが明確」でした。

・お一人おひとりに対して丁寧に対応すること

これがHさんにとって重要な価値観だったんです。

なので、この企業様の面接はせず、
お一人おひとりに対応できるような企業様を
改めてご紹介し、見学をしまして、
理想の働き方ができる企業様で採用が決まりました。

仕事をする上で

・どんな仕事が好きなのか
・どんな仕事に挑戦してみたいのか
・どんな価値観の企業で働きたいのか

などを思い描きながら、
お仕事探しをしていただければと
思います。

そうすることで、視野が広がり、
自分が求める職場が明確になったり、
選びやすくなる可能性があります。

あなたの転職先選びのヒントになれば幸いです。

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