高額商品をガンガン販売する2つの仕組み構築法②

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ビジネス・マーケティング

前回の続きです。

ビジネスがうまく行かない多くの人は、収益商品をいきなり表に出して広告するから儲からないんです。

集客商品と収益商品は分けなきゃいけないんです。
そして、集客商品と収益商品、どっちを先に考えるのか?というと、「収益商品」から考えること。

。。。というお話しをしました。
今日はその続きです。


もう一つ、事例を出したいんですけど。
例えば造園業。造園屋さんを始めたとするじゃないですか。
その時に、たいていの人は


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「造園屋でーす」って、
チラシを撒いちゃうんですよ
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そうすると、チラシを見た人は「あ、造園屋なんだ」って思っちゃいますよね?

ただ、造園って言っても、結構高いですよね?数百万ですよね?そんなもん、チラシ一枚で頼む人ってなかなかいないですよね?
であれば、どういう風に仕組みを考えて構築していくのかっていうと。


まずは「庭を持っている人」を探したいですよね?

じゃあ庭を持っている人って、何が欲しいと思います?
庭を持っている人は、庭の手入れをする道具、たとえば「高枝切りばさみ」みたいな。要は、高い枝を切る道具ですね。

でもそれって、ある程度の庭を持っていなかったらそんな物買わないですよね?
ということは


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「高枝切りばさみ」を売ると、イコール
「庭を持っている人」のリストが必然的に
集まるわけですよ。
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別に「高枝切りバサミ」じゃなくてもいいんです。「脚立」とかでもいいんですよ。最初の入口は。
ただ脚立の場合は、庭を持っていない人のリストも集まって来ちゃいますよね?なので、その辺だけ。

「帳尻合うかな?」
「 共通項になっているかな?」

っていう事だけを押さえられれば、入口はいくつ持っていてもいいって事です。


もっと言えば、高枝切りバサミが原価が5000円だとするじゃないですか?
で、競合他社が1万円で売っているとしますよね。

そうすると、みんなそこで「高枝切バサミ」のビジネスをやっちゃうんですよ。
「高枝切りバサミ買いませんかー?」って。

だからみんな、競合が激しくなると、10,000円を8,000円とか7,000円に下げてくるんですよ。
または「高枝切バサミ」の機能を良くしてくるんですよ。
「こんな機能つけましたー」とかやるんですよ。
でも、そうじゃないんですよ。

それは「高枝切りバサミ」だけで考えているからそんな話になっていっちゃうんですよ。
そうじゃなくて、極論を言うと


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その「高枝切りバサミ」を5,000円以下で売ったら
競合他社は追いついて来られないですよね?
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原価割れしちゃうんで。


。。。でもいいんです。
ここは赤字でもいいんです。
要は「広告費」として考えればいいんですよ。


じゃあ、どこで収益を取るか?っていうと、「造園」の方で収益を取ればいいんですよ。

そう考えると別に「高枝切バサミ」を3,000円で売ったところで、2,000円の広告費がかかったな、って思うだけなんですよ。

要は3,000円で売ったら、2,000円マイナスじゃないですか。原価5,000円だから。

でも逆に言うと、2,000円で大きな庭を持っている人のリストが手に入ったわけですよ。

考え方としては、2,000円で一人の見込客リストを買う、っていう発想です。
さらにそのうち、たとえば10人の内1人で300万の契約が決まれば大きいですよね?


で、ここでポイントなのが、見込み客から見た時にあなたは「高枝切りバサミ」を売ってる業者としか表からは見えないんですよ。
そうすると何が起こるのかというと


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ライバルの造園屋は、あなたのことを
「この人は競合ではない」と見るんですよ。
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つまり、競合にはマークされなくなるんですよね。
ただこれを、正面きって「ウチは造園屋さんです」ってチラシを撒いたら、そりゃあバレちゃいます。

でも「高枝切りバサミ」だったら「高枝切りバサミの競合」からはマークはされるかもしれないですけど、本命の造園屋さんからはマークされないんですよ。

でも「高枝切りバサミを売ってる人」から見れば、「何で原価5,000円なのに3,000円で売ってるんだ?あいつバカじゃね?あんなのすぐ潰れるだけだぞ」って思われるだけですよね?

でも、なかなか倒産しないわけですよ。何でかっていうと、後ろの収益商品でビジネスが構築されているわけですから。


。。。とまぁこのように、そういうのがないと、ビジネスが潰れるというか、意味がないですよね?

だからこの「集客商品と収益商品を分ける」っていうのが、すごくポイントで。

もちろん「お金面」もそうですけど、それよりも何よりも「競合から狙われない」んですよ。
で、もっと大切なのが


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競合からバカにされるくらいじゃないといけない
って事なんですよ。
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「あんな安売りして、どうせあそこは潰れる」って思われるくらいじゃないといけないんですよね。

ということは「高枝切りバサミ」の同業者からも「あいつは競合ではない」って思われるってことでもあるんですよ。

だって5,000円の仕入れで、10,000円で売っている人達の中で一人だけ3,000円で売ってるんですよ?そりゃあ「あそこはもう競合じゃない」って思われますよね?

「自分たちはそんな安売りはしたくない、機能面で攻めるんだ」って思いますよね?

でも、そうじゃないんですよ。
そもそも、狙っている見込客がそもそも違うって事なんですよ。


。。。こういう風に、ビジネスを初めに設計して、集客商品と収益商品をちゃんと分けると、競合他社からバレずにどんどんどんどん自分だけ一人勝ちして、大儲けする事ができるんですよ。

だっていきなりどこの馬の骨かも分からない人から300万の造園なんて買いたくないじゃないですか?よく分からないですよね?怖いですよね?リスク高いじゃないですか。


例えば前回お話しをした、ローンもそうですよね?
特に形の見えないもので「ローン組みませんか?」って言われても怪しいだけじゃないですか?詐欺だとしか思わないですよね?

でも、初めの集客商品で満足したり、小さな成功体験を積んでもらって信頼を得たら


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次からその人が紹介するものだったら
まぁ比較的安心して買いますよね?
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例えばさっきの高枝切りバサミがもの凄くいいものだったら「あ、これだったら、その人が紹介してくれた次の造園を試してみようかな?」って思うかもしれないですよね?何人かに1人は。
そういうことなんですよ。


だから「高額商品をガンガン販売する」ためには、この「仕組み」というのをまず作るんだよ、っていう事と、いきなり収益商品を表に出しちゃダメですよ!って事がポイントですね。

なので、競合他社にバカにされたところで全然気にする必要ないんです。むしろその方がいいんです。その方が儲かります。一人勝ちできます。

なので、もし高額商品をガンガン売りたければ、まずはこのように仕組みを作って販売戦略を考えてみてください。


ということで、それでは今回はここまでです。




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