「あなたのため」という親ほど自分のためだよね?

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今回は、「あなたのため」と子供に言う親ほど実は自分のためだよね?というテーマで話をしていきます。

学習塾での三者面談で親御さんから「あなたのため」という言葉が出てくることがあります。

これは実際には親自身のためであると私は考えていますし、子供自身も気づいているのではないかと思います。

親が子供に「あなたのため」と言う背景には、親が望む道を子供に歩んでほしい、子供をコントロールしたいという欲求や、自分の行動を正当化したいという欲求が多くあります。

特に自分の価値観やエゴが強い親ほど、そのような言葉を子供に向けて言うことが見受けられます。

これはあくまで仮説ですが、複数の親御さんからそのような言葉を直接子供に向けて言っていることを見て、そしてその親御さんの言動や行動を考えると、そう言えそうだと思いました。

もちろん、このような言葉を使う親御さんを否定するわけではありません。

根底にあるのは、子供に幸せになってほしいという親御さんの思いです。

しかし、そのアプローチや「あなたのために」という言葉を子供に言う行動には疑問を感じます。

親御さんと子供では価値観や考え方が全く異なるため、親にとっての子供の幸せと子供自身が考える幸せはおそらく180度異なります。

親が子供に求めるオールドタイプの幸せ、つまり良い大学に進学し、その後良い就職をすることが幸せだという考えはまだ根強いです。

学習塾という環境にいる私から見ると、そういった考えを持つ親御さんが多いように思います。

しかし、これはあくまで一部の観察であり、全ての親御さんがそう思っているわけではありません。

では、どうすればいいのか。それは、コミュニケーションしかありません。

親御さんと子供が話し合い、特に親御さんは子供の考えや意見を尊重する覚悟を持つことが重要です。

子供の意思や考えを100%尊重する覚悟を持つことが何より大事です。

もちろん、子供が人として道に外れそうな場合は厳重に注意し、指導する必要がありますが、それ以外では子供が歩む道を全力で応援し、サポートする姿勢が必要です。

親のエゴを極力捨てることが大切です。

親子関係がこじれている場合、親のエゴや価値観が強すぎることが一因であることが多く、それを子供に押し付けている印象を受けます。

根底には子供が幸せになってほしいという思いがあるものの、そのアプローチが間違っていると言えるでしょう。

親としては、子供の将来を思うあまりに、時にそのような言動に出てしまうのかもしれませんが、子供にとって本当に必要なのは、自分の意思を尊重し、支持してもらえることです。

上手くいっているご家庭では、この点を理解し、実践されています。

子供が自分の意思で道を選び、その選択を親が尊重する。

そうした家庭の子供は、自らの内発的動機付けに基づいて勉強に取り組み、素晴らしい成果を上げています。

最後に、親御さんと子供がお互いの考えを尊重し合うことの大切さを伝えたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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