ことねこの徒然日記

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【あれ?どこ行くの?】

 あれは、小学6年の時だったと思う。時系列の記憶がはっきりしていないが
小学校から帰ってきた時だった。
 家の前に荷物を「これでもか!!」とパンパンに押し込まれていた車の後姿が見えた。よくみると 水槽も積み荷の中にあった。うちの金魚だよね。?
 車に近づくとうちのじいちゃんが声を掛けて来た。
「お帰り、直ぐに車に乗りなさい」
「え!待って家に入らないと」
という終わる前にじいちゃんに肩を持たれ、くるりと向きをかえられ、なかば強制的に車に乗せられた。じばらく車に揺られて着いた先は、少し前に母親に連れられて見学した家の一つ。確か私が(ここ良いね)といいって所だった。
 状況を把握しきれていない私を横に母親が一言!
「今日からここに住むから!あんたここが良いって言ってたでしょう!」
「え!!!明日も学校あるじゃん!ここどこ?」
「あー学校はここから通えば良いじゃない!バスもあるから大丈夫だよ!」
(はー?何言ってるのこの親は?)
 よく見たら家財道具はいつも見慣れた物だった。私の金魚も!(金魚入りの水槽をそのまま運べるじいちゃんが凄いかも!)私が飼っている犬も一緒だ。私の相棒!幼稚園の頃に私の家に来た白くてふわふわの雑種だけど、たぶん柴犬の血が入っていると思わせる、三角耳に茶色い毛色が入っている。人懐こい犬だ!しかし落ち着いて見渡すと殆どの荷物を持ってきたことがわかる。
 ピアノもある。確か、年長の頃に辞めたピアノ。私以外にピアノを弾く人は居ない。あとで分かった事だが母親がピアノに執着していたらしい。母がピアノを弾いた所を見たことが無い。これもあとで知った事だが、私がピアノを始めたのは3歳だったそうだ。もう少しで両手弾きを教えてもらえる所で辞めてしまい結局意味が無い。と私は思っている。母親にそんなことを言ったら、命が幾つあっても足りないで、絶対に口にはしなっかた。

 引越した場所は通っている学校の隣の学区に位置していた。
朝は知らないおじさんが毎日学校の近くまで送ってくれた。本当は面識があったかもしれないが、私の記憶に該当者はヒットしなかった。母親に聞くほど危険な事はない。何故なら、母親の機嫌を損ねたら最後、命の保証は無い! からだ。母親は数年前にすい臓がんで亡くなってしまたので、結局誰は迷宮入りになってしまた。
 帰りはバスとか言われたけど学区の端っこの友達と一緒帰り、友達と別れた後はひたすら歩いて帰ってきた。前の家も学校からかなり遠くて片道30~40分くらいかかていたので歩く事は嫌いではなかったし、街並みを見ながら歩くのは楽しかった。
前の家は田んぼ、畑ばかりだったから反対に新鮮だった。田んぼや畑も嫌いではない。季節によって色々な遊びができるのでいたずら盛りの子ども達には持ってっこいの場所!(昨今では、きっと色々問題視されてしまうかもしれない。ちょっと寂しい世の中になってしまったと思う今日この頃。)
 一番は田んぼに水を入れてしばらく苗を植えるまで水いっぱいにしておく。 
苗を植える前は田んぼに入っても当時は怒られる事は無かったので、近所の子たちと田んぼを横断したことがあった。農家のおじさんは余裕で田んぼの中を歩いている姿をよく見ていたので、あんなに大変だとは~知らなかった。農家さんは本当に凄い!と思う出来事だった。
 話を戻してとどのつまり、母親は離婚をして、昼逃げのように、ほとんどの家財をもって来た。ということだった。しかも私に一言も言わずに事を進めていた。(この母親の得意技、子どもになんの説明も意見も言わせない)離婚届の件以外は。この話は次回にしようと思う。
 母親が亡くなったから言えるのかもしれないが、子どもの頃は本当に怖くて、いつ母親が爆発してしまうか、びくびくしながら、自分の心が壊れないように本心が母親に悟られないように、母親が望む子供を演じて生きて来た。どれが本当の自分かがわからなくなっていたけど、振り返って、母親に感謝するなら、不屈の精神力を持つことが出来た事。他人が本心で言っているかを感じる感覚があった。(今は鈍っていると思う。今は騙されようが、裏切られようがさほど気にならない。だってその経験が私の面白みなっているから!そう思えるようになったから!)あと明るい性格と何事もポジティブな物の捉え方!あとストレスに抗体が出来た!ことかな?なので今はとてもしあわせです!
最後まで読んでくてありがとう!あなたにもしあわせのお裾分け!!

 今辛い事があっても必ず光はあなたの手の中に入っているから!辛さから目をそらさずにその奥にある光を感じてみて!もしそれも辛いなら、心を痛みから離して少し角度を変えて!辛い事も上から見下ろしてみて!
 例えばドラマを見てる感覚!自分に向けられている嫌な言葉を直接受け取るのではなく、ドラマのセリフとおっもて聞いてみて!がみがみ言っている人の顔の醜い事!思わず吹き出いちゃいそうでしょう!苦手な人がそばに居る時は、出来るだけ心は離れて! その人が自分に何か言ってきて、その言葉がとても自分にとって不快な事なら直ぐに聞き流して心に留めておかない。笑い話にして、嫌な言葉を笑いで吹き飛ばしてみて!少しでもあなたの心が元気になってくれたら嬉しいな!!


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