「イライラする時は、肝臓が喜ぶ酸っぱい食べ物を摂りましょう」
実はこれ、半分正解で半分間違え。
薬膳の先生から教えられたとおり、酢の物や酸味のある食べ物を意識して食べていたのですが、胸焼け、胃もたれがするんです。
という相談を受ける時があります。
では、なぜ半分正解で半分間違えなのか。
結論は、
肝臓のエネルギーが少なくてイライラする時は、酸っぱい物を食べるのは、正解です。
しかし、肝臓のエネルギーが多くてイライラする時は、酸っぱい物を食べると胸焼けや胃もたれを起こします。
そのため、肝臓のエネルギーが多くてイライラするのか、少なくてイライラするのか中医学診断が必要です。
では、本日も3ステップで解説していきましょう。
1)中医学診断とは
普段何気なくやっています。
子供が「ただいま」って帰ってきた時、いつもより声に元気がないと感じる
これを聞診(ブンシン)と言います
子供の顔色が悪いと感じる
これを望診(ボウシン)と言います
子供の足を触って冷たいと感じる
これを切診(セッシン)と言います
子供に「今日学校で友達と喧嘩したの」と問いかける
これを問診(モンシン)と言います。
望診の中に舌を見る舌診(ゼッシン)
切診の中に脈を感じ取る脈診(ミャクシン)
があります。
望診、問診、聞診、切診の4つを合わせて中医学診断
四診(シシン)と言います。
2)四診は誰でもできる技術
四診は、技術です。
技術とは、生まれ持ったセンスではなく、学べば誰でも習得できるもの。
4月から全国5カ所で開催する薬膳中医学講座では、四診も教えます。
四診を習得して、現在の自分のからだの状態を自分で把握できるようになれば、今、自分に必要な食べ物がわかるようになります。
そして、この技術は、あなたの大切な人に送ることができる知的財産となります。
3)自分の体調に合わせて作る生薬
薬膳中医学講座では、自分で生薬も作れるようになります。
風邪が治ってからの病後食
退院後の退院食
産後の回復食
緊急避難時の病気予防食
生薬は、ただ食べるだけでは、効能は出ません。
講座では、火加減、水加減を使い、生薬の効能を出し方も教えます。
薬膳中医学講座は、リアル受講、zoom受講、休んだ時の動画受講もあります。
2024年3月20日(水)は、大阪市内で講座のプレイベントをする予定です。
詳細が決まれば、随時発信していきますので、楽しみにしてお待ちくださいね。