難易度⭐️⭐*
A食べる
B食べない
正解:B食べない
理由:嘔吐は、からだの中のいらないものを出しているときなので、食べない方が早く治ります。
お腹が空いてかわいそうだから、食べさせて早く元気になってほしいという気持ちはわかりますが、食べない方が早く治ります。
薬
子供の場合は、吐き気止めの坐薬が処方されます。
嘔吐は、からだの防御反応ですが、繰り返す嘔吐で体力がなくなってきた場合にだけ使いましょう。
注意点
痙攣などの副作用があるため、坐薬を入れてから30分は様子をみてあげましょう。
水分のあげ方
胃に物が入った刺激で、吐き気がおこります。
小さじ1杯ずつ飲みましょう。
食べるタイミング
お腹がググッとなったら、食べても良い合図です。
赤く腫れた胃腸に、食べ物が入ってきた刺激で、痛みが起こることがあります。
消化が良く、温かいもの。
例えば、味噌汁やお粥を少量ずつ食べましょう。
からだの中で何がおこっているのか(原因)
①菌やウィルス感染症
②食べ過ぎ
③ストレス
④足の冷え
西洋医学では、嘔吐=感染症と考えますが、中医学では、違う角度からも原因を考えます。
1日に何度も、嘔吐を繰り返す場合は、①菌やウィルス感染症の可能性が高いです。
1回の嘔吐で改善される場合は、感染症の可能性が低いので、家で様子をみても大丈夫です。
①菌やウィルス感染症
ノロウィルスやロタウィルスは、感染力が強く、嘔吐を繰り返します。
胃腸に血液が集まるため、手足が冷えるのが特徴です。
②食べ過ぎによる嘔吐
子供や赤ちゃんに多い。
消化能力以上に食べ過ぎた場合、からだの防御反応として嘔吐します。
一度、嘔吐したら、すっきりするので心配ありません。
③ストレスによる嘔吐
大人に多い。
嘔吐までいかず、胃酸が食道に逆流する逆流性食道炎となることが多いです。
④足冷えによる嘔吐
冬の時期に多い。
菌やウイルスに感染していなくても、嘔吐します。
薬は不要で、からだを温めることで治療できます。
①菌やウィルス感染症と区別しにくいですが、家族間でうつることがなければ、冷えによる嘔吐と考えて良いでしょう。
嘔吐物の処理
用意するもの
・手袋
・次亜塩素酸やアルコール消毒(できる場合のみ)
・ゴミ袋
ノロウィルスやロタウィルスは、感染力が強いので、慌てず、素早く処理しましょう。
子供は、病院の待合室で感染症にかかることもあるので、機嫌がよいなら家で様子をみましょう。