自己肯定感

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コラム

「親と子の相談室ひびき」,心理士のひびきです。

先日のことですが少し気になる出来事がありました。

「最近の子は自己肯定感が高い」
「昔と比べて、褒められる経験が多いからだ」

これは「肯定的」な発言ではありません。
自己肯定感が高い=自信過剰を咎める発言でした。


発達障害や特性のある子どもの子育ての中で、親御さんたちが繰り返し聞かされるのは「自己肯定感を高める」ということでしょう。

これは「自分をダメだと思わないで自分の意思で行動できるように育てましょう」という意味があります。

しかし、褒めたから高まる、否定(咎める・貶す)するから低くなる

そんな簡単な方程式ではありませんね。
そこが、表面的になると歪みが生じます。

自己肯定感が育つ背景には、言葉掛けをしてくれる人との関係性が大切です。

子ども自身、大人(親)自身が、尊敬できたり、信頼できたりする人からの言葉であることが重要なんです。

「行動(過程・結果)」に着目しがちですが、同時にその時に抱いていただろう感情にも目を向けていきましょう。

人は情緒の動物です。

気持ちに触れる言葉がけを心がけたいですね。

では、また。


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