「親と子の相談室ひびき」,心理士のひびきです。
今日は、この時期だからこそ、あらためて気を配っていただきたいことを、
お話ししたいと思います。
この時期、保育・教育の場では、卒園・卒業を迎える学年の子どもたちの
「お別れ」行事が行われていたりします。
大人(親)は、子どもの姿に次の学年で期待されたり、想い描いている「お兄さん」「お姉さん」の姿を重ねて見てしまいがちです。
そして、出てしまう言葉がタイトルの言葉です。
「もうお兄(姉)ちゃんになるのに」「もう小学生になるのに」
「そんなんじゃ、小学生になったら恥ずかしいよ」等々
全くできないことを求めているというよりは、自覚を持ってしっかりして欲しい,という期待の方が大きいでしょう。
しかし、この言葉は子どもたちを追い詰めます。
自分の気持ちをコントロールし、今の状況を把握し行動するには、まだまだ
発達は幼いのです。
新生児から1歳半ごろまでと違い、目に見えて著しい成長がありません。
つい、大人(親)は日々の変化を求めがち。
子どもの時間は大人よりもゆっくりです。
そして9歳くらいまでは、生まれ月による発達の差もあります。
大人が理想として求める「成長」を押し付けてしまわないように、目の前の
我が子の姿を見つめていきましょう。
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では、また。