土地はどう探す?

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家を建てるとなったら土地を探さなければなりません。
どんなポイントに気を付けて土地を探せばいい?
という疑問はありませんか?
家を建てる土地を探すという経験は一生のうち
そう何度もあることではありません。
(というか、ほとんどの人は一生に一度です 笑 )
そこで、今回の記事では初めに見るべきポイントを紹介します。
私が実際に建て主さんからも意見を求められる事もよくあります。
皆さんが普段気にせず、何気なく見ている土地情報から
設計者は様々な情報を読み取り、土地の活用方法を検討しています。
そこで今回は、土地探しを始めるにあたって知っておきたいポイント、
皆さんが土地の情報でまず見るべきポイントをお伝えしていきます。



土地の情報はどこでさがす?
土地を探したいけど不動産屋さんにいきなり行くのはちょっと…
という方も大丈夫です。
まず初めに土地の探し始めは、ネットの検索で十分です。
世の中には不動産屋さんだけが見ることのできる不動産サイトが存在しますが、現在は皆さんもよく目にするサイト(スーモ、ホームズ…)に掲載されている物もほとんど変わらない情報量を有しています。
ある程度よさそうな土地の目星がついてから不動産屋さんへコンタクトを取ればOKです。
ちなみに不動産屋さんは日本全国の不動産情報にアクセスできるので、
どの店舗にいっても情報は同じですので、話しやすい不動産屋さんをさがしてその人に詳細な情報を調べてもらうのが良いかもしれません。

土地にかかっている条件

土地には 土地計画法、建築基準法、景観法 など
様々な法的条がかかっています。
さらに、ここはよさそう! と思った土地でも
「どのハウスメーカーでも建築可能です。」のような文言が付いている場合があります。
これはハウスメーカーで家を建てることが前提になっている土地ですが、
この条件は外すことも可能なので不動産屋さんと通して売主に確認してみるのが良いでよう。

土地情報で見るべきポイント

ネットなどで得られる土地情報の中で皆さんが初めに確認するポイントは何か。
それは 建ぺい率 と 容積率 です。
土地を購入するまでに確認すべきポイントは
用途地域、防火地域、前面道路、公共インフラ、埋蔵文化財、
ハザードマップ、地盤情報、周辺環境…
などたくさんあります。
これは皆さんだけで全て調べることはかなり大変な作業です。
が、その土地で自分が考える大きさの家を建てることが出来るのか、
この情報はすぐに調べることが出来ます。
それが 建ぺい率 と 容積率 です。
建ぺい率とは、その土地にどれくらいのフットプリントの家を建てられるか
容積率は、その土地にどれくらいの面積の家を建てられるか
を表しています。
100㎡の土地があった場合を例に2パターン計算してみます。
①建ぺい率:50%
 容積率 :100% の場合
建てられるふっとプリントは 100×0.5=50 → 50㎡(15坪)
建てられる面積は 100×1=100 → 100㎡(30坪)
となります。
これは、1フロアー50㎡の2階建てが建てられることになります。
②建ぺい率:40%
 容積率 :80% の場合
建てられるふっとプリントは 100×0.4=40 → 40㎡(12坪)
建てられる面積は 100×0.8=80 → 80㎡(24坪) 
となります。
これは、1フロアー40㎡の2階建てが建てられることになります。
このように、同じ土地の大きさでも建てられる家大きさには
かなりの差が出てきます。
これらの計算をしたうえで、家族構成やライフスタイルを考え
自分の家として十分な面積を得られるかを考える一つの指標にすることが出来ます。
ただ、あくまで一つの指標ですので気にいた土地があったら、
少し小さいくらいであきらめるのではなく、ぜひ設計者に相談してみてください。
設計によって創造以上の空間的な広がりを獲得することが設計の醍醐味です。
気に入った土地ならば、設計の創意工夫によって素晴らしい家になるはずです!

終わりに

今回は土地の探し方についてお話ししましたが、
皆さんだけで全ての情報を精査することはとても大変です。
この記事で紹介したことは、土地を調べ始める入口部分を抜き出して説明しました。
これから土地探しを始める方はこれらのポイントを意識して、不動産やさんや設計者に相談してみてください。
土地についてはまだまだ考えなければいけないことが沢山あります。
それらについては他の記事にしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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