【#10ポジティブについて】しなやかで図太い心にするために

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みなさん、お疲れ様です!心理カウンセラーのルンタです。

それでは今日も短時間で解説をはじめますよ~




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さて、今回もポジティブシリーズの続きです。

本当のポジティブ思考に気が付いた皆さんへ・・・。

今回の授業で、図太く・しなやかな心を手に入れられるようにお話していきたいと思います。




皆さんは、「強い心」を手に入れたいですか?

何を言われても気にしない、へこたれない、常に自分に自信を持っていて、相手に負けない心。良いですよね。メンタルを強くしたい。とてもよくわかります。




いきなりですが、これはおすすめしません。強い心はいりません。

そもそも心に強さ・弱さを求めることをやめましょう。




では、心には何が必要なのかというと、最初に言ったしなやかさです。心がしなやかになれば、自然に心は図太くなります。

その結果、これでメンタル強くなったと思うのならそれでも良いです。




心はガチガチに鍛えて強くするものではありません。「ストレスを真正面から受け止め続けることで、鍛えられて・慣れてメンタルは強くなるんだ」という昭和的な考え方の人は残念ながらまだ多くいます。

しかし、それは社会に流通する情報量の少なかった昭和だから通用した事です。このご時世、根性論はもう通用しません。

ストレスは「上手に受け流す」これに限ります。




ある意味、メンタルが”強い人”はストレス耐性が高い人とも言えますが、ストレス耐性の高さはストレスを真正面から受けるのではなく、上手く受け流せる人だと考えています。

嫌いな人から嫌なことを言われた。ストレスですね。

期限までに終わらせなければならないことが多すぎる。ストレスですね。

先生や先輩からものすごく怒られた。ストレスですね・・・。




もちろん、相手もあなたのためを思って教えてくれたり、指導してくれているかもしれません。その面についてはきちんと受け止めて、自分の力にしていかなければいけませんが、それ以外の要素はもう気にしないで放っておきましょう。

自分にはまだ出来ないことを延々と、無理難題に言ってくる。そうしたら誰かの手を借りてもいいのです。

これが受け流すこと、ストレスを真正面から受けないことです。




相手も人間なので、伝える時に感情的になって、あなたと衝突したり、不必要なことまで言ってくることも多いでしょう。

相手がこちらに伝えようとしている意図さえわかればもうOKです(何を伝えたいかがわかればOKです)。あとの、イライラする話し方、感情的な態度は全部無視でOKです。受け流しましょう。




最初はなかなか受け流せずに気にしてしまうと思います。皆さんは一生懸命で真面目な方達なので。

それでも繰り返してみてください。そうすると、相手の無駄な部分を達観して見られるようになり、「また、あの人グチグチいってるなぁ。いつも無駄なエネルギーを使ってご苦労様です」くらいに思えてきます。




こうした心の柔軟性を「レジリエンス」と呼びます。

レジリエンスはどんな人にも心の中で眠っています。レジリエンスを起こすためには、ストレスを感じた後に、受け流す経験をためていく事が重要です。




現代の情報社会こそ、このレジリエンスがある人はある意味強いです。

そもそも、人間は多くの情報を処理しきれないことでもストレスを抱えてしまうので、本当に今の世の中はストレスを抱えやすい構造になっています。

そんな中で、いちいち人間関係のストレスまで真に受けていたら、あっという間に心は疲れてしまいます。

それを防ぐためにもレジリエンスを高めて、ストレスを回避していくことが大切になってくるでしょう。







このレジリエンスが高まってくると、やがてあなたの心は「図太い心」に進化します。

図太い心とは何か。それは、、、

現実を受け入れること
開き直れること

これが出来る心理状態のことです。

どういうことかを解説していきましょう。




まず、1の”現実を受け入れること”ですが、言い換えるならば”期待しない”ということです。

人はどうしても期待してしまう生き物です。「クラスのみんなと仲良くなりたい。」「学校の勉強は80点以上の点数を取り続けないといけない。」「できるだけ楽な仕事に就きたい」・・・もう108個の煩悩だけでは足りません(笑)

この期待したままの状態で実際の世の中で過ごすと、期待通りにいかないことがほとんどであることがわかってきます。

「そんなに世の中甘くないと言われる」ゆえんはここにあるかもしれません。とにかく、人の想定外をいく事が集団や社会では当たり前に起きていきます。

そんな中、期待を持って過ごしては期待を裏切られるたびにストレスを感じて、心が疲れてしまいます。




なので、なるべく期待はせず、どんなことが起きてもこれが現実だと思いましょう。

「クラスには苦手な人が必ず数人はいるのが普通。」「自分が勉強してきたところと違う所が試験になることも普通。」「入職してすぐの職場は先輩から毎日怒られるのが普通。」これが現実です。

この現実をあらかじめ受け入れて入れば、ストレスに感じることは少なくなり、レジリエンスも鍛えられます。

逆に、期待していなかったら、期待以上のことが起こった時に、ハッピーに感じませんか?その方がずっとストレスは軽減されますし、心には良いです。




最後に、2の”開き直ること”を解説していきますが、これこそが正にレジリエンスです。

期待しすぎず、人間関係は常にうまくいかないものだと思っていれば、「こうなっても仕方ないよね」と思えるように少しずつなってくるのです。これが開き直りです。

決して自暴自棄になる意味での開き直りではないですよ。




繰り返しになりますが、私達は必ず何かしらの”集団”に属しています。

集団とは他人の集合体です。そして、他人を変えることはできません。自分の意識を変えることはできても、相手の考え方を変えたり、性格を変えることは本当に難しいです。

ということは、他人には基本的に期待しない方が良いです。ということは集団はより、期待しない方が良いです。なぜなら、想定外のことばかりが起きるからです。




期待するということは「ハードルを上げる」ということです。

あなたの思うハードルを越えた時に、人はすがすがしい気持ちになったり満たされた気持ち=幸福感を得られます。幸福感はストレスを低減させます。

逆にあなたの思うハードルに達しなかったとき、人は不快感を覚え、物足りなさや苛立ちを感じます。これがまさにストレスですよね。

ということは、はじめから期待のハードルを下げていれば、小さい事でも幸福に感じられます。

期待のハードルを下げる時に必要な考え方こそ、”現実を受け入れていること”なんです。

なぜなら、現実の反対が期待だからです。




期待のハードルが下がったうえで、「どんなことがあっても、別に大丈夫。死ぬわけじゃないし、なんかあっても誰かが助けてくれる」こうした開き直りの思考が生まれてくると、心はかなり軽くなって図太くなっているはずです。







いかがでしたか?今回は少し長くて難しい話をしてしまいましたね(汗

また、別の機会に詳しくお話していきますので、お楽しみにしてください。
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