皆さんお疲れ様です。ルンタです。
あ、今は休み時間なので授業と解説はしませんよ(笑)
気楽にしてくださいね。
せっかくの休み時間ですから、私が思っていることをエッセイ的に話していく時間なだけです。
なので、興味のある方だけ、お付き合いいただければ幸いです。
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私、よく思うことがあるんです。そして聞かれることがあるんです。
「心理学に正解はあるの?」ということです。
うーん・・・とても難しい。
個人的には、正解はないと思っていますが、不正解はあると思っています。
例えばですが、統合失調症の方に投影法を実施して見立てようとしたり、不登校で学校へ行くことがものすごく大変な子に、いきなり学級に入って6時間過ごさせてみたり・・・。
明らかに見立てや対応として間違っていることはあると思います。
ですが、果たして正解はあるのかと言われると難しいです。
だって、人の悩みは星の数だけあって、その日の気分や取り巻く環境の状況によっても大きく変容していくのですから・・・。
江◯川コ●ン君のようにたった一つの真実があれば、それに沿った回答を用意できるでしょう。
でも、私達の生活はそんな単純なものではないですよね。色々なことが掛け合わされて現状があるのです。
ということは、自分の人生に正解を求めても不毛だなぁと思うんです。
でも、我々日本人は昔から真面目で周りのことを気にする人種と言われていますから、規律や模範を無意識的に重視してしまいます。
規律や模範はルールとも言えるので、枠組みとも言えるでしょう。
枠組みから外れなければ正解。
枠組みから外れたら不正解。
だから、みんな外れないように、不正解にならないように正解を目指して、精神エネルギーを余計に使ってしまうんですよね。
もちろん、人としての最低限のマナーやモラルは必要ですし、その場に合った行動を取ることは社会で生きる上で必要なことです。それを否定するつもりはありません。
ですが、正解を得るためにもがき続けることに、本当に意味があるのでしょうか。
私はそうは思えません。
あなたの正解が私の不正解なんてことは世の中ザラにあります。
逆も然りです。
だから、正解に固執するのはもうやめましょう。
私達心理士は、カウンセリングする時に「アドバイス」をするだけで、決して正解は伝えていません。実際にクライエント(利用者)さんがアドバイスを実践してくださって、良かったと思えたならそれが正解になるので。
私達から正解を提供することはできません。
さらに言うと、正解は自分の中で見つければ良いんです。これを自己評価と私は呼んでます。
他人からの正解を貰おうとすると本当に疲れます。
だから、かけがえのないあなたが、あなたのために正解をもたらせてくれる・・・。
そんな素敵な言葉に触れられるように、そのヒントを伝えられるように、私達心理士は日々勉強して、沢山の言葉を紡げるように努めているのです・・・。