皆様ベージュ細胞をご存じでしょうか?
以前、褐色脂肪細胞の活性化を促すと全身の代謝も亢進し減量効果が期待される。
その褐色脂肪細胞は肩甲帯周囲にあり肩甲帯の運動をすることでその効果が得られる可能性があるとブログで投稿しました。
しかし、褐色脂肪細胞は小児から成人にかけて徐々に減少し消失してしまう人もいます。消失して褐色脂肪細胞がない方は肥満になりやすいなどの研究結果が多数あります。
では、褐色脂肪細胞がない方はどうすればいいのでしょうか?
私の見解としてはベージュ細胞の活性化を促す運動が良いと思います。
ベージュ細胞は褐色脂肪細胞と同様の熱産生効果がある細胞です。
イメージとしては褐色脂肪細胞(熱産生)と白色脂肪細胞(エネルギー貯蓄)の中間に位置する細胞です。
特徴としては「誘導型」であり運動によって褐色脂肪細胞同様に全身の代謝を活性化できる可能性があるため、おそらく誰でも効果が得られやすいと思います。
この「誘導型」とは白色脂肪細胞(主に皮下脂肪)からベージュ細胞に変化させることができるということです。
ではこのベージュ細胞はどこに多いのでしょうか?
頸部・鎖骨上部・腋窩・脊柱周囲に多いようです。
私はこれらの部位を刺激できるような運動を考えたのでご紹介します。
もちろん、医学的根拠はないので注意してください。
ご興味あればぜひ試してみてください。
参考文献
安部一太郎:褐色・ベージュ脂肪細胞の分化・発生の多様性と全身代謝.医学のあゆみvol280.No11.2022.