FASTのお勧め  3回、死にそこねた人

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忘年会、新年会と続く年末年始です。
飲む機会も多くなりますが、体調にご注意ください。

あっという間に、今年も終わりになります。
何事もなく9月から11月が終わると、毎年、ホッとします。

7年前から5年前までの3年間は、
9~11月の3カ月のどこかで、母、死にかけました。

一度目は10月、仕事が終わる直前に何度も着信があり、
仕事終わりに電話を入れると、「様子が変」
 どんな状態か聞くと、意識が混濁している様子なので
直ぐ119番で救急搬送するように言いったところ、
「救急車、呼んで良いの~?」
アホ!、はよ呼べ~!の権幕に負けた様子。
途中搬送先が決まったら連絡を入れるように伝えて帰宅の途に付く。
その後が悪い。
実家に誰も居ないやん!連絡が来ない!
 待つこと4時間、深夜に病院へ向かうことになりました。
その時は、心疾患でペースメーカーとなりました。
姉~、何でもっと早く救急に電話せんのよ~っと、その時に思った。

二度目は、翌年、やはり9月、同じように連絡があり
実家に行くと異常に動きが悪い。
もしやと思ってFASTを試みると、手が微妙に合わない。
パは言えるけれど、ぺッが空気漏れで、
ぺッではなくへ~になっているので搬送
何でまた119番しないんだ、姉…。
で、私が電話。
あね~、何で119番に電話せんのよ~。
この時もセーフ。脳幹の出血でした。
実に危ない状態だったとの事。

三度目は、11月。またもや夕方、仕事が終わる直前に
「熱があるんだけど」何度?
「5時ごろに測ったら37.5℃だけど、
今(1時間後)測ったら38度超えてる。」
そっちに着くまでに
もう一度検温して~、と言いつつ到着。その時には39℃。
あ~、こりゃ、感染症かな…。
姉~、何でまた電話せんのよ~!  
(姉、元病院勤務…)
救急搬送3回目、やはり、感染症でした。
Drより
「連絡を取るご親戚が居たら、今のうちに…」
で、それは危篤と言うことですか?
「まぁ、危篤かもしれないです」
限りなく危篤ですか?
「はい、危篤ちゃぁ、限りなく危篤です」
漫才のような会話をしつつ、様子を見たがら
あちらこちらに連絡を入れて一週間後、
「死ぬかと思った」と言いながら、母帰宅。

ここで、皆さんにお伝えしたのは、
高齢者は何が起こるか分からないので、
普段と違う様子なら、
救急に連絡する勇気(?)を出しましょう。

緊急の必要があるか、様子を見た方がいいのか、
もし迷った時は
日本国内どこでも  
#7119 (救急安心センター)で相談ができます。
24時間対応(県別に時間指定有り)医師、看護師、相談員が
対応してくれます。
状況等で必要と判断したら、センターから
直接救急車を手配してくれます。

先ほど、出てきたFASTとは脳梗塞かどうかを
判断する場合の症状チェックリストです。
自己診断だけでなく家族や友人・知人などが脳梗塞を
起こした場合に役立ちますから、覚えておきましょう。
内容は
F(face:顔の麻痺チェック) 
 笑ったときに片方の口だけ上がらない。口角が片方だけ下がる
A(arm:腕の麻痺チェック)  
 両腕を前にあげると片方の腕だけが下がる、腕に力が入らない。 
 両手を肩まで上げ、左右に開いて、ゆっくり体の前で合わせると、ずれる。
S(speech:言葉の障害チェック) 
 会話が成り立たない、ろれつが回らない。パピプペポが言えない
T(time:発症した時刻) 
 上記3つの症状に気づいた時間を確認し、すぐに救急車を呼ぶ

 これは覚えていて損はありません。
もしもの時に、ご自分でもできる判断できます。
お酒を楽しく飲んだ時や話す機会があった時
ぜひ、友人・知人、ご家族、職場にも広めてください。
お願いします。

以上、3回 死にそこねた人は 母でした。




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