心理学系大学院の志望理由書の書き方

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こんにちは!
心理学研究員の原です。

今回は、心理学系大学院に必須の志望理由書の作成を書いていきます。

志望理由書は自分の志望動機や研究したい分野・テーマ、将来の目標などから構成される文章のことを指します。
作成するに際して、書くべき内容が決まっているのでそれをみていきましょう。
今回は「男性の育児参加」を研究したいと思っていることを想定して書いてみます。

1.研究興味と動機
私は男性が積極的に育児に参加することが、その人自身や家族、そして社会に与えるポジティブな影響に関心を寄せています。これは単なる性別平等の観点だけでなく、子どもの発達や家庭のダイナミクスにも深い影響を与えていると考えています。これに関する既存の研究を確認した上で新たな視点から男性の育児参加について学術的に追究し、新たな知見を得ることで、社会における男性の育児参加の理解を深めたいと考えています。

2.洞察
これまで育児は女性がするのであり、男性はサポート的な存在だと思っていました。しかし、男性の積極的な育児参加によってもたらされる喜びや夫婦、家族への良い影響、会社で育休を取りづらいなど社会的な課題について文献研究を通じて理解を深めてきました。特に、男性の育児参加によってその人自身の心理的成長が促されることがわかった論文を読んでからこの内容をさらに深く研究したいと思うようになりました。このような洞察をもとに、理論的な背景に基づきながら研究を進めたいと考えています。

3.大学院の選択理由
A大学院○○研究科は学術的・社会的な貢献をしていて、研究環境や施設の充実しています。この環境下で研究することで私の研究が最も有意義に進むと思っています。特に、ジェンダーの視点を取り入れた家族・発達心理学研究の充実や研究を多角的観点からみる指導方針が私の志向に合致していると感じています。

4.将来の展望と貢献
私は学びによって得た知識の蓄積だけでなく、研究を進めることで男性の育児参加の意義を示すことができる研究をしていきたいと思います。研究で得られた知見を学会や論文として発表し、学術的・社会的に貢献をしていきたいと思います。

5.指導教員について(できれば)
○○先生のご研究の論文や著書は拝読しています。私の研究内容に共感いただけると思い、ぜひご指導いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

以上、書いてきました。
いきなりだと難しいと思われますが、最初は以下のことに着目して述べるといいと思います。
①私は ○○に興味を抱いています
②私はこれまでの学習や経験を通じて○○ に関して文献研究をしてきました
③これを更に発展させ、学術的・社会的貢献をしたいと考えています
④そのためにはA大学院に入り、研究活動をしたいです

最後まで読んでいただきありがとうございました。
もしよろしければお力になります。

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