心理学系大学院の受験勉強の方法~英語編~

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こんにちは!
心理学研究員の原です。

今回は、私がした英語の受験勉強の方法を述べさせていただきます。

心理学系大学院の試験は、9月~翌年2月の間が多いです。
大学受験では、さまざまな参考書や問題集が出ていますよね。
大学院受験では何か問題集などが出ているのかというとあまり少ないです。
なので、過去問を取り寄せて過去問研究をして志望校の試験対策をしていきます。

私の場合、大学3年の春には心理学系大学院の受験を決めたので、大学3年の春~夏はさまざまな過去問をゲットしていきました。
私は、白百合女子大学大学院文学研究科と東京大学大学院教育学研究科の2つを受けると決めたので、まずはそれぞれの過去問を手に入れました。
これらの他にも、もしかしたら受験するかもと思い筑波大学、東京学芸大学、名古屋大学など大学院入試の過去問を公開している大学の入試課に電話をしたり、実際に大学に過去問を取りに行ったり、ホームページで見つけたりしていました。

過去問研究で思ったことなのですが・・・

白百合女子大学大学院は、英語がとにかく難しい。

東京大学大学院は、英語は白百合ほど難しくはなかったのですが、心理学以外(例えば、教育学)のところも解答しないといけないのでわからない単語が多く、それがネックでした。

受験対策の際、以下のテキストを用いて勉強していました。

■英語
・ターゲット英単語1900
・ターゲット英熟語1000
・院単ー大学院入試のための必須英単語1800
・英語のテキストでわからなかった単語を覚える英単語帳を独自で5冊作成
・基礎 英文問題精講
・Introduction to Psychology
・英語の論文(The Journal of Psychology、Jounal of Applied Psychology, Developmental Psychology)

家から大学まで往復で約2時間とることができるので英単語の暗記をしていました。
空いている時間で机を使えるときには、「基礎 英文問題精講」の日本語訳を作成して(重要類題と応用問題編はしない)英文に慣れていきました。

並行して進めていたのがIntroduction to Psychologyの日本語訳です。最初の3周は、すべての章のInterim Summaryだけを日本語訳にしていきました。
Perceptionの章などは試験には出ないと思っていたのですが、もしものことを考えて&英語に慣れるためにすべての章の訳を作りました。
日本語訳の解答ですが、このテキストの日本語版が図書館にあったので、よく借りては日本語訳のチェックをしていました。よく延滞していましたが(^^;

最初の3周が終わったら、白百合対策でIntroduction to Psychologyの中の章のPsychological Developmentの全訳を3回繰り返したり、東大対策でLearning and Conditioningなど教育で関係しそうなところの全訳を繰り返したりしていました。少しでも関係がありそうなときや日本語訳の量をもう少し大きくしたい場合、各章の最後にあるChapter Summaryを訳していました。
以上のような勉強をしているとだいぶ英語に慣れるので、最初は英語論文の要約を日本語に訳して、それができたら次は「問題と目的」「考察」のみを読み進めていました。私の場合、大学は心理学系の学部学科に在籍していたわけではないので苦労しましたが、勉強法に悩んだときには筑波出身の社会心理学の先生のところに相談に行ってました。

以上のようにして、心理学系大学院入試の英語の勉強を進めていきました。徹底的に英語漬けにすることで白百合や東大だけでなく、筑波、名古屋の問題も解けるようになりました。

本当に大変でしたが、私の研究分野で発展しているのはアメリカなのでほとんど英語の論文を修士・博士では読みました。読むことができるようなったのは受験勉強で英語漬けになったからだと思っています。

また、修士課程のときには授業で英語テキスト1冊をみんなで日本語に訳す機会があったのですが、結構簡単に訳せたので授業に対する負担がなかったので改めて英語の勉強の大切さを感じました。

英語の勉強は本当に大変ですが、頑張れば後々、楽になるのできちんと取り組むことをオススメします(^^)

よく「何時間勉強しましたか」と訊かれるのですが、授業と課題レポート作成の時間以外は、最初は特に英語の勉強をしていました。なので、「わからない」と、また、「量より質だよ」と伝えています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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