就職?進学?

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こんにちは!
心理学研究員の原です。

今回は、大学卒業後の進路選択についてざっくりではありますが、書いていこうと思います。

私が大学に入学したのは、20歳のときでした。
実家が自営業をしていたので、高校を卒業したら継ごうかなと考えていたのであまり大学進学のことは考えないで高校生活を送っていました。
けど、19歳になってからなぜか「勉強ではなく、学問に触れてみたい」と思い、受験勉強を1年間して家から片道約1時間で通える大学に入学しました。

さまざまな学問に触れたいと思い、哲学・倫理学・心理学・教育学・保健学を専門としている先生がいる学科に入学しました。
大学入学後は、学生の勉強の取り組みに力を入れていたので多くの課題が出て、それをこなす日々。
正直、大変というよりも「学問に触れるのはこういうことなのかな?」と思いながら課題に取り組みつつ興味のある分野の本をひたすら読みまくりました。

ブックオフやアマゾンの中古品で本を買いまくり、通学時間や空き時間にひたすら読む。大学生のときはブックオフとアマゾンは神的存在でした(^^;
それとは別にレポートを進める。
そんな生活をしていたときにふと思ったことがありました。

「親が子どもの発達に及ぼす影響って何かな?」

臨床心理学を専門としている先生に相談したところ、「家族心理学」という領域で私が疑問に思っていることを扱っているとのこと。
ミネルヴァ書房の『家族心理学への招待 第2版』を読み「これだ!!!」と思いました。

大学2年の秋からは家族心理学のテキストをたくさん買い読み漁ります。
読んでいくうちに疑問に思ったことがありました。その一つが・・・

「心理学の観点から母子関係の研究はされていても父子関係の研究はまだまだされていないんだな」

こう思った大学3年の春、大学卒業したら父子関係を心理学の観点から研究したいと思うようになりました。そして将来は研究者として生きていきたいとも思うようになり。
在籍している学科で心理学と保健学を専門とする先生それぞれに「今、心理学の観点から父子関係について研究してみたいので大学院受験をしたいと思っているのですが」と相談に行ったところアドバイスをくださいました。

大きくわけて・・・
①在籍している大学の大学院を受験する
②他大学の大学院を受験する

在籍している大学の大学院を受験するなら保健学の先生が指導してもいいよとおっしゃってくださったのですが、修士課程までしかなかったんです。
なので、博士課程まである心理学系大学院の受験を決めました。

それからは国立・公立・私立問わずさまざまな心理学系大学院を探しました。
筑波や東京学芸、早稲田、明治学院、首都大、横国など、どのような先生がいてどんな研究をされているのか、過去問を取り寄せたり見に行ったりとできることはなんでもしました。
その結果、大学3年の秋に最終的に2つに絞ることができました。

1.東京大学大学院教育学研究科教育心理学コース
2.白百合女子大学大学院文学研究科発達心理学専攻発達心理学コース

それからは2つの大学院の過去問を徹底的に研究して大学院入試に備えます。
大学院入試の受験勉強をどのようにやったのかは別の機会にブログに載せさせていただきます。

2つの大学院を受け、残念ながら東大は落ちてしまった(統計ムズすぎ)のですが、白百合に合格したので修士・博士は白百合で研究しました。
実は、先に挙げた家族心理学のテキストの著者らは白百合グループだったので後悔せず、ワクワクしながら大学院入学式を迎えることができました。

やっていてよかったことをまとめると以下の通りになります。

・大学3年の春に進学を決めたので大学院の情報収集・受験勉強に時間を多く使うことができた
・心理学の先生から受験勉強の具体的なアドバイスを受けられた
・研究室訪問をしてさまざまな先生に出会い、私がしたい研究についてアドバイスをいただくことができた
・志望理由書と研究計画書に多くの時間を使い、質の高いものが完成した
・先生からのサポートで研究会に実際に参加させてもらい最先端の情報を得られた
・家族と複数回の話し合いによって、大学院進学に理解が得られた

大学院入試を受けるにあたり、人生で一番勉強した(と思う)のですが、先生や家族などさまざまな人からサポートしてもらえてとても嬉しかったです。
実際に受験をして、大学院入試を受けるなら時間にゆとりを持つことが必要だと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
もし進路で悩んだら相談に乗りますのでお気軽に連絡してください。
少しでもお力になれれば幸いです。






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