一度に大量の情報を伝えても相手の記憶に残るのは「ほんの一部」だそうです。
私も何かしらの説明を長々と聞き、全て記憶しているかと言われると…していません(笑)
今回は内容がよりスムーズに伝わるように、ナレーション原稿を考える際のポイントをご紹介します!
①購買層がイメージしやすい言葉を組み合わせましょう
「この商品の一番の強みを伝えられた」と販売側が思っていても、購買層は想像していた形と異なる捉え方をし、内容を理解されないことがあります。
それは、販売側と購買層の価値観や解釈力が一致していない可能性があるからかもしれません。
一例として、会話の中で「エビデンス」という単語を知っている人同士が話す時、会話が途切れることはないと思います。
ですが、「エビデンス」という単語を知らない人と知っている人が話した時、何を意味する言葉か?と会話が止まってしまう場合があります。
このように、お互いの価値観や解釈力の違いがどれだけあるか分からない中で話を進めてしまうと、商品やサービスの特徴を伝えきれないまま終わる可能性があります。
違いを埋めるためにも、購買層の目線で商品やサービスの内容を再確認し、
どんな言葉を組み合わせると伝わりやすいかを探していきましょう。
②始まり「5秒間」が大切
始めに書いたよう、相手の記憶に残るのは「ほんの一部」だそうです。
このことから、動画の「出だし5秒間」に流れるナレーションには「最大の強み(結論)」や「語りかけ(導入)」を組み込むことがおすすめです。
◆「1年間 講師料が無料になるサービスをご存知ですか?」
「10月10日までにお申し込みいただいた方が対象です」
△「10月10日までにお申し込みいただいた方が対象です」
「1年間 講師料が無料になるサービスをご存知ですか?」
◆と△のナレーション順とでは興味の持たれ方が少し異なるかと思います。
◆の順はそんなサービスがあるの?と興味をもってもらいやすいです。
△の順は申込みでなんの得があるのかわからない…と間が空くため離れてしまう可能性があります。
このように動画の「出だし5秒間」には大々的に伝えたい「最大の強み(結論)」をもっていきましょう。
また「語りかけ(導入)」を組み込む場合は、
「お子様の学力にもっと自信を!と思っているあなた!」
「1年間 講師料が無料になるサービスをご存知ですか?」
商品やサービスに興味をもってほしい相手をナレーションで表現することにより、わたし該当する人だ…と再認識してもらい興味をもってもらいやすくなります。
③普段使いの言葉を取り入れましょう
ナレーション原稿を考える際には言葉から得られる印象も考えていきましょう。
「最短最安値!」と「早くて安い!」と同じ意味の言葉でも受け取り方で印象が変わってきます。
前者は業者向け、後者は消費者向けといった印象を受けませんか?
購買層が普段使っているであろう言葉を取り入れると親しみやすい内容になります。
また、動画の用途によってはそのジャンルに適した言葉を取り入れるとスムーズな説明に繋がるので使い分けることも必要です。
④動画内の情報量はコンパクトに
どれも大事な情報で伝えたいことだから全て取り上げたい!となっても、購買層にとってはその中の一部が必要であって全てではない、ということもあります。
伝えたい情報は余計な情報は含めず短い文章でまとめるよう心がけましょう。
ですが、いざ内容をまとめるとなると
どこをどう削っていけばいいか…全部必要なのでは?と私自身、悩むことが多々あります。
そんな時は伝えたい情報を箇条書きにし、商品やサービスの特徴を再認識しつつ、購買層に伝えたい情報を選択していきます。
・激辛だけど刺激が旨味になる
・短いからこそ儚さが引き立つ
・フリーだからこそ臨機応変に対応できる など
また、特殊な商品やサービスは条件や詳細説明が必要になると思います。
そんなときは「詳しい詳細については直接お問い合わせください」など、問い合わせ先が含まれていると安心感がもて良い印象を与えてくれるので併せてお考えください。
どんなに良い商品やサービスであっても、伝え方次第では良いものと認識してもらえない場合があります。
販売側と購買層の価値観や解釈力の違いがあることを前提に、相手を思いやり、必要以上の情報を含めずコンパクトなナレーション原稿に仕上げていきましょう。
その他、動画制作に関することで気になる点がございましたら、
お見積り・ご相談を無料で行っておりますので、ぜひSpreadWorkをご活用ください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。