依存症について話します

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精神科看護師の桂次です。

今回は最近話題の「依存症について」投稿をします。

最近は、大谷翔平選手の前通訳の方のギャンブル依存症が話題となっていますが、ギャンブルに限らず、世の中には様々な依存症が存在します。

依存症は「心が弱いから」と精神論を指摘する方々がいますが、実際は「意志」の問題ではありません。

それは、一度依存形成されると、その対象に触れることで脳が大量のドーパミン生成することを記憶してしまいます。

そのため、いくら依存対象と距離を取っても、その対象物に触れると瞬時にドーパミンを生成し依存状態を作ってしまいます。

よって、依存症となった方は依存対象のものとは近づかない、見ない、触れないことが大切です。

脳が自動的に大量のドーパミンを出してしまう以上、上手く付き合っていくことは事実上不可能です。

例えば、ギャンブルだと「1万円まででやめよう」、アルコールだと「1杯だけ」と言うのは困難です。

大量の脳内ドーパミンを前に意識のブレーキは効かなくなりますので、いくら距離を取っていたとしても、ギャンブルでは0円になるまで、アルコールだと記憶を無くすまでいくはずです。

大量のドーパミンを前に人は無力なんです。

最近の考え方では、この依存に関する一連の過程は「反射」に近いとされています。

分かりやすく例えると、「梅干し」を見ただけで脳が唾液分泌してしまうことと同じです。

脳が記憶をしてしまうと無意識でも体が反応してしまうんですね。

依存症は「意志」ではなく、それが「反射」と同じだと理解すると、精神論では片付かないことが分かると思います。

今回は依存症についてお話しました。

自分は何の依存症でも無いと安心している方も多いかも知れませんが、ほとんどの人類は既に「スマホ依存」であると警鐘を鳴らす有識者もいます。

こういった機会に、依存症に関して正しい知識を持って頂ければ幸いです。


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