私たちの身体に対する意識

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前回の投稿でも言いましたが、
私たちは症状があれば医者にかかればいいという選択肢しか
持たない人が大半です。
でもすでに医療崩壊は起きています。

実際に薬が足りなかったり、大きな病院では確定診断が出ない人は
うちではできることはないため、来なくていいですと断られるケースも
出てきています。

医療側がただ単に冷たいわけではありません。
国からの診療報酬が昔ほどもらえていなかったり、
人材が足りずに、病院の経営を維持するために
病院ごとの機能性にあった患者さんを選ぶようになっているんです。
そんな実情があるからこそ、
私たち一人一人の意識改革が必要になってきているのと思います。

ここで私たちにすでに備わっている機能を紹介していきます。

生物は本来、ホメオスタシス(生体恒常性)という
素晴らしい機能が備わています。
ホメオスタシスとは、体外の環境の変化に対して、
体内の環境を一定に保とうとする仕組みです。

例えば
身体的なことで言えば
暑い時には体温を下げるために汗をかいて、
汗が蒸発するとともに体温奪い、熱を下げる。

あるいは、
寒い時には体温をあげるために身体(筋肉)を震わせて、
運動している状態にして身体を温めます。

ここで外部環境、つまり暑さや寒さが体にとっての
ストレスとなります。
ストレスを感じると、身体に必ず影響が出るのです。

しかし、保健医療制度の範囲では、検査結果で診断されたり、
疑わしい病気が予想されないと、治療ができません。
保険診療はいわばチェーン店のメニューみたいなものです。

材料(検査結果や症状)と調理方法(治療方法)が決まっているんです。
したがって、そのメニューから逸脱するものは治療できない
ということになるのです。

例えば痛みがあって、病院に行って検査数値やレントゲンで
異常が見つからなければ、様子を見るか、湿布薬の処方のみとなること。

風邪の症状なら、解熱剤や咳止めなどで症状をやわらげて
時間を稼ぎ、自分の免疫力が上がってくるのを待ちます。
これって、結局のところ自分の不調を自分で治しているのです。
対処療法をしていく医療に私は???を持ちました。

とはいっても、
薬がないと辛い症状もあるから薬は飲まないとやってられないという
声が聞こえてきそうです。
でも、内服して症状が軽くなったら、
私たちは何をするでしょう?
休むことをしなくなります。

症状が出るということは、身体を休めて、そのエネルギーを
身体を回復させることに向けなければなりません。
それが自然の形なんです。

ここまでくると理想論のように思えるかもしれませんが、
現代の医療では、遺伝などで発症する病気はわずか2%ほど、
そのほとんどがストレスからくるものと
最近では言われています。

実際に病気になる方のほとんどが我慢強く、頑張り屋さんです。
他人の目を気にして、自分を犠牲にして
他人のために尽くしている人です。

そしてそういう方は、自分のかかるストレスを
認知できていません。

昔からいい人ほど短命ともいわれますが、
こういったストレスが関係しているのではないかと私は
日々感じています。

じゃあ、悪い人になればいいのか?そういうことを言いたいのではなく、
いかにストレスを軽減し、社会を変えていくためにも
長生きしてほしいと願っています。

西洋医学で解決できることももちろんあります。
お薬で症状が軽減し、楽になる方もたくさん見てきています。
ずっとお薬を続けていくことも選択肢の一つとしてあります。

私は何が正しくて、何が正しくないことなのかを言いたいわけではなく、
自分の身体は自分が一番知っています。
その感覚を取り戻してほしいと思います。

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